2019-11-16

●「Just the two of us進行」といわれる定番のコード進行があるということを知った。もしかするとぼくは、ただ自動的に、このコード進行に反応しているだけなのかもしれないという気がしてきた(「丸の内サディスティック」など、はじめて聴いた瞬間からなぜか好きだったし)。

おしゃれなコード進行の定番!Just The Two Of Usのコード進行(NAVERまとめ)(ここにまとめられている曲は、だいたい好きな感じだ、というか、好きな曲がずらっと並んでいる。)

https://matome.naver.jp/odai/2140955137567841001

何か弾いて!で使えるお洒落コード進行を覚えよう Just the two of us(YouTube)

https://www.youtube.com/watch?v=7AV9C4r4v-g

松尾潔久保田利伸 R&B定番曲『Just The Two Of Us』を語る(miyearnZZ Labo)

https://miyearnzzlabo.com/archives/24355

久保田利伸)でしょ?で、みんながカバーしてるでしょ?みんなが、こう。だから、これは特にジャズの人と、それからソウル好きの、もうこういうのが好きでしょうがない人たちにとっては、この音の感じをやっていれば気持ちがいい。とにかく、気持ちがいい。

松尾潔)なんかこのコード進行に関してはパブリックドメインっていうか。マルCがつかない感じですよね。

久保田利伸)その通り。だから俺もこれみたいなコード進行は、ええと、10曲やってる。

 

(久保田利伸)ただ、ロックの人たちはこれをやらない。

松尾潔)これ、意外にそうか。ロックカバーは、たしかに聞かないですね。

久保田利伸)これがね、R&B好きの人が絶対やってしまっているコード進行で、かつ、大衆とシェアできるコード進行。(…)

 

久保田利伸)で、それにあんまり、素通りしちゃう人たちは、ごきげんようみたいな感じで。

松尾潔)なるほどね。我々、R&Bトライブってことですね。

久保田利伸)そうです。

 

Grover Washington Jr - Just the two of us(YouTube)

https://www.youtube.com/watch?time_continue=105&v=WOuI4OqJfQc&feature=emb_logo

Just The Two Of Usに出てくる全てのコードを解説します!|初心者向けセッション講座(YouTube)

https://www.youtube.com/watch?v=c5Ray7hAHDI

2019-11-15

●メモ。LUCKY TAPESの新しい曲。

LUCKY TAPES – Actor (Official Music Video)

https://www.youtube.com/watch?v=EQApmmLyFqQ

●そして、みんなが大好きなSIRUP。

SIRUP - Slow Dance feat. BIM (Official Music Video)

https://www.youtube.com/watch?v=OOvIH_BaNoM

SIRUP - PRAYER (Official Music Video)

https://www.youtube.com/watch?v=K2Ozf-chILM

Shin Sakiura · SIRUP Cruisin' (feat. SIRUP)

https://www.youtube.com/watch?v=InzFC1WruL0

showmore - now (feat. SIRUP) (Official Music Video)

https://www.youtube.com/watch?v=RhBwlkKfJ10

●おかもとえみのソロアルバム。

おかもとえみ/『待つ人』Music Video

https://www.youtube.com/watch?v=s0p-Cl4z1Wk

おかもとえみ/『僕らtruth』Music video

https://www.youtube.com/watch?v=_Am-hg-SUKo

●最近のKIRINJI。

KIRINJI - Almond Eyes feat. 鎮座DOPENESS

https://www.youtube.com/watch?v=xB5SImW6mGA

KIRINJI - killer tune kills me feat. YonYon

https://www.youtube.com/watch?v=Y36b8_WFejI

●Mega Shinnosuke、よく知らないけど面白いっぽい。

Mega Shinnosuke - O.W.A.(Official Music Video)

https://www.youtube.com/watch?v=dN_aaUnvURQ

Mega Shinnosuke - 桃源郷とタクシー (Official Music Video)

https://www.youtube.com/watch?v=C2NEyroeugI

●その、「桃源郷とタクシー」にコーラスで参加しているTempalayのAAAMYYY

AAAMYYY - KAMERA feat. TENDRE (Music Bar Session)

https://www.youtube.com/watch?v=vrpp5zg12tw

●soratobu sakanaのアルバム「World Fragment Tour」は全曲YouTubeで聴けるのか。

ミックスリスト World Fragment Tour

https://www.youtube.com/watch?v=uu_hXVGMyOs&list=OLAK5uy_m1VCnGMnxOrlgK6j2L3LgxRgv5Beaih-8

2019-11-14

●最近なぜか、海外の連続ドラマやネット配信オリジナルのドラマ---その多くはとても高いクオリティでつくられている---を観ていて、途中でふと、「上手な脚本の書き方マニュアル」を見せられているような気持ちになって引いてしまう、ということが多くなった。最初は普通に面白く観ているのだが、ある地点ですっと冷めてしまって、それ以上観続ける根気がなくなってしまう。要するに段取りの問題なんだよな、という虚無な感じに支配され、作品(の内容)へと向かう熱い気持ちが保てなくなって、観るのが面倒になる。

(むしろ、あまりクオリティの高くない、ゆるく作られたものの方が、長く観続けられることが多い。YouTubeツイキャスショールームなどのだらだら配信とか。)

(その理由の一つに、ネット配信によって、大型レンタルソフト店以上に、コンテンツの選択肢が多くなってしまったということもあると思う。エンタメ的な意味でのクオリティの高い作品は数多くあって、「クオリティが高い」というだけでは希少価値---他の作品ではなく「この作品」を観続けるべきだというモチベーションを維持するためのもの---ではなくなってしまっている。)

作品から受け取りたいものは、視聴者の関心のありようや感情を操作して、その興味を持続的に引きつけておくための技法やその上手さ下手さなんかじゃなくて、もっと別の、何かをかき立ててくれるようなアイデアや思想、あるいは細部の手触りや感触なんだ、と思ってしまう。

●たとえば、分析欲を喚起するような作品というのはある。「上手な脚本の書き方マニュアル」を感じたとしても、それにうんざりする度合いよりも、分析したい欲の度合いの方が上回る場合はある。おそらくそういうものには、視聴者の関心を引き続けるための技法以上の何かがある。少なくとも、そこに何かが隠されていると「思わせる(匂わせる)」だけの何かはある。

●差し迫った必要性があるか、あるいは何かしらの「熱い気持ち」が惹起されない限り、できるだけ何もせずにぼんやりしていたい、と思ってしまう。

(あと、何にしろ、人の気持ちを強い力で巻き込もうとする働きに対して、無意識のレベルで距離を取ろうとしてしまうところがあるように思う。)

 

2019-11-13

東工大で講義(『この世界の片隅に』におけるフィクションの機能について)。午前中の授業だったので、いつもなら寝るくらいの時間に起きて、ほとんど乗ることのない、混んだ時間のバスや電車に乗る(ラッシュのピークは過ぎていたが)。ただ、横浜を経由すれば、大岡山は思ったよりも近い。

パワポがあるおかけで、頭が真っ白になって沈黙がずっとつづいてしまうのではないかという恐怖はなくなったけど、人前で「話す」ということは何度やっても得意にはならない。

(普通に人と話していても、固有名が出てこないということが本当に多くなってきているので---なんであの名前が出てこない、と、普段頻繁に使っている名前や作品名がとつぜん出てこなかったりする---パワポにちゃんと固有名を入れておかないと不安だ。)

2019-11-12

●メモ。「アイドル三十六房」で知った、マイクロウルーガ・ラボラトリー。

MIC RAW RUGA(laboratory) - CONCORDE [MUSIC VIDEO]

https://www.youtube.com/watch?v=S7Jh3Z6GjIQ

MIC RAW RUGA(laboratory) - PARTY PEOPLE SAY YEAH(Live 181126)

https://www.youtube.com/watch?v=8wbFYZQDhec

SUMMER OF LOVE (Demo)

https://www.youtube.com/watch?v=bo8q7uLV05k

●soratobu sakana、新たな段階に入った感じ。

パレードがはじまる

https://www.youtube.com/watch?v=tSGBV3ogmUY

踊り子たち

https://www.youtube.com/watch?v=aC-V-2VurFM

sora tob sakana/flash

https://www.youtube.com/watch?v=-DNC7HDvXq8

流星の行方

https://www.youtube.com/watch?v=eC2AR3KJtsk

2019-11-10

●『この世界の片隅に』(片渕須直)について講義をする予定があるので、『この世界の片隅に』(こうの史代)を読み返す。

この世界の片隅に』(片渕須直)がすごい作品であることは間違いないのだけど、原作を読んでしまうと、過不足のない形で成立しているのはやはりオリジナルの方で、アニメ版は決定的に重要なものを欠いているのではないかという感じを受けてしまう。これはあくまで「原作」を読んだことの遡行的効果であって、原作を読まなければそんなことは思わないのだが。

(決定的に重要なものとは、勿論、原作ではすずさんの分身であるかのように描かれている、リンさんをめぐるエピソードのことだ。だから、リンさんりエピソードを追加した『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』がつくられなければならなかったというのは納得できる。しかし、一度完結した作品に、新たに何かを付け足すというのはとても勇気のいる---リスクの高い---ことだと思う。下手をすると、前につくったものも含めてすべてを台無しにしてしまいかねないから。)

とはいうものの、アニメ版によって、この『この世界の片隅に』という物語に、感覚的な強さと精度、そして歴史考証的な高い解像度が付け加えられ、もともとの物語に含まれていた潜在的可能性の別の次元が開示されたことは間違いないだろうと思う。

よく、原作とそれが映画化されたものは「別物」だということを言うし、その言葉が当てはまる場合も多いだろう。しかし、『この世界の片隅に』においては、原作とその映画化されたものとは、並行的でありながらも、互いに影響を与え合っているという関係にあるように思う。

勿論、まずオリジナルがあって、それがその後に映画化されるのだが、しかし、既にアニメ版『この世界の片隅に』が出来てしまった後は、あたかもそれがはじめから同時並列する二本の線としてあって、互いを触発し合うことによって、その効果として『この世界の片隅に』と呼ばれる(そのどちらか一方には還元されない)フィクションが立ち上がっているかのように感じられる。

(そのような、並行的緊張関係が成り立っているのは、アニメ版『この世界の片隅に』の方に決定的な欠落---リンさんをめぐるエピソード---があるためだ、ということも考えられる。アンバランスによってかえって、相互の干渉性が高まっているというような。そうであれば、『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の完成によって、並行関係に変化が生じることも考えられる。)