2009-07-28から1日間の記事一覧

●「ペナント」(磯崎憲一郎)。この小説が、この作家のいままでの作品とちょっと感触が異なるのは、そこに、子供と女性による力がほとんど作用していないというところにあるのではないか。その誕生によって自分の中心が自分の外側へと反転してしまうほどの力を…