2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

●ゲームのことは何も知らないのだけど……。 量子人狼というゲームがあるらしい。そもそも元になっている「人狼」というゲームをほとんど知らないのだが、複数の人たちでプレイするゲームで、それぞれの人に役割があるのだけど、自分以外の人がどの役割におい…

●『犬のバルボッシュ』(アンリ・ボスコ)を読んでいた。物語というものが、何かしらの出来事と、それについての解釈でできているとすれば、よい物語とはおもしろい解釈のことだといえる。人は、経験を構成するために解釈(出来事の形式化)を必要とする。ただ、…

●写真に関する(「写真」というメディアに関する、ではなく、「自分が写真を撮るという行為」に関する)原稿を書くために、この日記にアップした写真をここ二年分くらい遡って観ていたら、必ずしもそういう意図で撮っているわけではないのだけど、時々、それを…

●今期のアニメは「これだ」というものが見つからない(観ていないもののなかにあるのかもしれないけど)。一番楽しみに観ているのが『ウィッチクラフトワークス』で、まあ、面白いか、というのが『中二病でも恋がしたい! 戀』『バディ・コンプレックス』『銀の…

●早稲田で秘密の(別に秘密じゃないけど)会合。その時に、ベーシックインカムを導入するかどうかの国民投票がスイスであって可決されたらしいという話があって、おー、すげーっと盛り上がって、帰ってからウェブで調べたら、国民投票があるという記事はいっぱ…

●雲が分厚い。

●カーツワイルは、2030年代には完全に没入するバーチャル空間によって、人は自分の姿を自由に変えられるようになるという。例えば、親に対する自分の姿と、同僚に対する姿と、恋人に対する姿とを、それぞれ別にすることも可能になる。そしてその時の相手が「…

●「外界を観る」の開一夫の発表で語られていたこと。赤ちゃんは生得的に人とそれ以外を見分け、人に強く興味を示す。そして、人のすることを模倣する。しかしその時、目の前に人がいる時と、テレビの画面のなかに人がいる時とでは反応が違う(テレビの場合、…

●東大駒場でセミナー「外界を観る」(嶋田正和・開一夫・池上高志)を聴講して、その後(ずいぶん遅れて)両国のアートトレイスの松浦寿夫連続講義に行く。電車に乗っている時間で「映画術」(塩田明彦)を読んだ。 「映画術」は思いのほか面白かった。正直、内容…

●「現代思想」のグレアム・ハーマン「代替因果について」。ざっと一回読んだだけの段階だけど、まるでホラー映画のように面白かった。もう少し丁寧に言えば、高橋洋の『恐怖』や『血を吸う宇宙』のように面白い。具体的にどこが似ているのかと言われると困る…

●小説を、とりあえず最後まで書いた。五作目(厳密には六作目)。まだ、これから直すと思うけど。日記をみると、書き始めたのは去年の7月11日で、これもまた半年以上かかっていることになる。今の時点で一万四千字(原稿用紙35枚)くらい。やはり、半年で30枚と…

●「理論と実践」という構えは不毛ではないか。そうではなく、実践的な実践があり、制作的な実践があり、理論的な実践があると考えられる。例えば、(1)自転車に乗れることと、(2)人が乗り得る自転車を作れることと、(3)走っている自転車がなぜ倒れないのかと…

●哲学者の清水高志さんの自邸、s-house(設計・柄沢祐輔)にお邪魔させていただく。その後、清水さん、詩人の渡ひろこさん、永方ゆかさんと新年会。 ●以下、清水さんの許可をもらって、s-house内部の写真を何枚か載せます。完成予想図や模型は前に観ていたけど…

●新宿の損保ジャパン東郷青児美術館でやっている「クインテット――五つ星の作家たち」展の、金田実生さん、浅見貴子さんのアーティストトークに行き、その後、全労済ホールスペース・ゼロに山本咲さんの展示を観に行く。

●今日は雲のかかっていないおおきくて明るい月を見られた。 ●相変わらずポピュラーサイエンスの本ばかり読んでいるのだけど、一年くらい前に読んだ本で、かなり苦労して読んで、半分も理解できた気がしなかった本を読み返してみたら、けっこうすらすら読めた…

●すごく明るい月が出ていて、その前をはやい速度で雲がぐんぐん流れてゆくのをしばらく見ていた。『ゼロ・グラビティ』を観た後だと、夜空を見上げる感覚がすこしちがってくる。上下がひっくりかえるような感覚と、とりとめのなさへの恐怖のようなものが前面…

●アニメ。どれを観るのか絞り切れないうちに二週目に入ってしまった。今のところ気になったのは、「ウィッチクラフトワークス」「世界征服〜謀略のズヴィズダー」「未確認で進行形」くらいだろうか。「ウィッチ…」は、積極的に期待したいという気持ちにさせ…

●地元のシネコンで『ゼロ・グラビティ』(3D吹き替え版で観た)。これはさすがにすごかった。ぼくは『トランスフォーマー』や『パシフィック・リム』には全然のれないのだけど、『ゼロ・グラビティ』は、たんに視覚的に過剰なだけではなく、空間的に底が抜けて…

●人間の身体は、脳の「なか」にあるとも言える。例えば、末端の感覚器官からくる感覚入力を、脳はそのまま受け入れるのではなく、自らが構成したイメージにしたがって「意のままに調整する」ことができる。脳がもつ身体イメージと合致しなければ、(感覚器官…

●ここ三日間、ずっと籠って、ずっと小説を書いていた。夏くらいに書き始めて(いや、六月くらいだったかもしれない)、秋にはもう行き詰ってしまって放置していたものに、ようやく手が付けられた。三日ずっとやっていて、原稿用紙に換算するとせいぜい六枚くら…

●佐藤春夫「美しき町」を読みながら、アラカワ+ギンズのことなどを考えていた(これはもう百年近く前――九十五年前――に書かれた小説なのか…)。 ●菅野美穂がモロッコを行く、みたいなテレビ番組を観た。モロッコの風景や菅野美穂の姿を見ながらも、マティスの…

●「君は天然色」をはじめて聴いたのは中学二年で、家族旅行ではじめて飛行機(国内線)に乗った時(「家族旅行」などというものが鬱陶しくなっていた時期だ)。機内放送で、当時発売されたばかりの(発売前だったのかもしれない)「A LONG VACATION」のプロモーシ…

●お知らせ。明日、1月10日付けの東京新聞夕刊に、国立西洋美術館の「モネ、風景をみる眼」の美術評が掲載される予定です。「舟遊び」と「バラ色のボート」という二つの作品について書きました。 ●マドリン・ギンズが亡くなったということを知って『ヘレン・…

●郡司ペギオ幸夫「空間はどこからくるのか」(「現代思想」1月号)。まだ、一度ざっと読んだだけで不十分な理解しか得てないけど、面白い。郡司ペギオがメイヤスーについて語る。これは、前の「現代思想」の「ニーチェはこういった」特集の時のテキストの6節に…

●ブルース・フィンク『後期ラカン入門』が届いたので、パラパラみていた。それで何となく思いついたのだけど、ラカン特有の、話をわざわざ分かりづらくするために出しているとしか思えないような変な記号(マテーム)は、キャラとして考えるとけっこう分かりや…

●新アニメ。「スペースダンディ」と「バディ・コンプレックス」を観た。どちらも滑り出しは上々という感じで期待できそう。ただ「スペース・ダンディ」は、すごく力が入っているのは分かるけど、下手をするとセンス的に寒いことになりかねない危険はある気が…

●『進撃の巨人』、一応最後まで観た。といっても、話は全然終わっていないし、区切りすらついていない感じ。 で、結局これって「ブラック企業万歳」という話なのか、と思ってしまった。というか、世界全体がブラック企業化してしまったとしたら、そこで生き…

●一日の日記で「感覚は閉じている」というようなことを書いたけど、それはあくまで「他者に対して閉じている」ということで、世界(環境)に対して閉じているわけではない。世界に対して閉じていなければ、感覚が、世界(物)を経由して間接的に他者と関係するこ…

●実家で親戚たちによる年始の会。弟夫婦の子供は二歳八ヶ月と七ヶ月になった。妹は風邪をひいて来られなかった。 ●十二月に撮った写真、その三。

●海まで歩いた。いつも正月の砂浜は、家族連れとか凧をあげている人とかでけっこうにぎわっているのだけど、今日は人がほとんどいなかった。今日もあたたかくて、浜辺にいても寒くなかった。 ●それとは別に、十二月に撮った写真、その二。