2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

●『クラウドからAIへ』(小林雅一)、という本を読んだ。最近のAI周辺の事情はだいたいこんな感じ、というのを、ビジネスマン向けにざっくり書いたような、さくさく読める本。 この本によると、AIのアプローチには基本的に三つあるという。(1)論理をベースとし…

●シカゴに、 Footworkというダンスのムーブメントがあるらしい。アメリカっぽく(ストリートっぽく?)、バトル形式になっている。これ、すごく面白い。すごく速いんだけど、速さと遅さと(いくつもの速度)が同時にある感じ。観ているだけでギックリ腰になりそ…

●通っていた中学のまわりは市街化調整区域になっていて、今でも見渡す限り田んぼが広がっている。その辺りを散歩していて思うのは、田園風景というのはとてもモダニズム絵画的だということだ。特に今の季節。 まず平坦であり、直線的であり、ハードエッジで…

●お知らせ。『フィクションの音域 現代小説の考察』は、BOOKWALKRでも取り扱われています。 http://bookwalker.jp/def0334c93-149a-4ff9-b95a-b52e43ac8a18/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%81%AE%E9%9F%B3%E5%9F%9F-%E7%8F%BE%E…

●『バイロケーション』(安里麻理)をDVDで。 成程、という感じ。面白い!、という感じではないけど、あの、複雑で、冗長なところがあって、混乱も多々みられる原作を、重要な点を抽出した上ですごく上手く再構成してあるなあ、とは思った。あの原作を映画化し…

●23日、24日の日記に『バック・トゥ・ザ・フューチャー』について書いたところの「地元」という概念の説明がちょっと足りなかったかもしれない。 これは、古くからある因習やしがらみに捉えられている土地での関係の閉塞性ということではなく、逆に、古くか…

●日本ではシンギュラリティがあまり話題にならないよね、という話をちょっと前まではしていた気がするけど、最近では多くの雑誌が特集を組んで紹介しているらしいと言って、「週間ダイヤモンド」で特集しているのを見せてもらった。その時に話したことなのだ…

●都心で豪雨、というニュースを今年はしばしば聞く気がするけど、ぼくの住んでいるところでは今年、豪雨のようなものをまったく経験していない。気候のブロックが都心とは違うのだろう。 ●(昨日からのづき)『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』を観た。…

●お知らせ。『フィクションの音域 現代小説の考察』がBookLiveとReaderStoreでも取り扱われるようになりました。 BookLive http://booklive.jp/product/index/title_id/273181/vol_no/001 ReaderStore http://ebookstore.sony.jp/item/LT000021631000368949/…

●「note」では、自分が投稿した記事すべてを合わせた総ビュー数と各記事それぞれのビュー数が投稿者には分かるようになっている。記事の数で総ビュー数を割ると、一つの記事当たりの平均ビュー数が出るわけだけど、それと、それぞれ個別の記事具体的ビュー数…

●昼過ぎくらいに磯崎憲一郎さんから「録画して置いた日曜美術館の熊谷守一見たんだけど、あれはいかにも磯崎憲一郎が好きそうな絵だよね?」というメールが来た。そのしばらく後に、「いかにも磯崎憲一郎が好きそうな絵だ、というのは自分で言っていてウケた…

●深夜アニメ。 『スペース・ダンディ シーズン2』第三話。「スペース・ダンディ」をはじめて面白いと思えたし、湯浅政明をはじめて面白いと思えた。よかった。 ただ、途中の細部で、その俗っぽさがちょっといやだと思うところがあった。魚が自分の惑星に帰る…

●平塚市美術館で、ブラティスラヴァ世界絵本原画展 (スロヴァキアのブラティスラヴァで二年に一度行われる絵本原画の国際的なコンクールに関する展覧会) のオープニング。その後、広島から来ている出品作家(準グランプ受賞)硨島伸彦さんと朝まで呑んだ。地元…

●『フィクションの音域 現代小説の考察』が、BCCKSスタッフ、栞さんの選ぶ栞書店「14年第28週の平積み!」に選ばれました。 http://bccks.jp/store/bookmark ●深夜アニメ。『東京ESP』。一話目は、わりとありがちなSF物かと思ったけど、二話目の超展開に驚い…

●柴崎友香さんが、「春の庭」で芥川賞を受賞されました。おめでとうございます。以下のリンクはこの日記に書いた「春の庭」の感想です。 http://d.hatena.ne.jp/furuyatoshihiro/20140620 http://d.hatena.ne.jp/furuyatoshihiro/20140621 http://d.hatena.n…

●『アナと雪の女王』をブルーレイで観た。これはたいへん面白かった。最初の方から既に目がうるうるしていて、戴冠式の場面でもう泣いている感じ。後半は前半に比べればややテンションが落ちたけど。 ぼくは姉妹の話が好きなのだな、と改めて思った。これを…

●電子書籍『フィクションの音域 現代小説の考察』は、自主制作ですが、フリーソフトと無料サービスだけを使って自分一人でつくったので、制作費はゼロ(だから自費出版という感じではないです)。 http://oniki.webnode.jp/ この本の制作と流通に関して今まで…

●お知らせ。自主制作電子書籍『フィクションの音域 現代小説の考察』の宣伝用ウェブサイトをつくりました。長い長い青木淳悟論の冒頭の部分などを読めるようにしました。 http://oniki.webnode.jp/ それから、amazonのKindleストアと、楽天<kobo>イーブッ…

●たくさん歩いて、汗をたっぷりとかいたら、シャツの胸ポケットに入れてあったiPod nanoから音が出てこなくなってしまった。音が出ないこと以外は特にかわりはないようなのだが。

●それにしてもマネの「笛を吹く少年」はすばらしかった、と、その感触を反すうしている。この作品はぼくが好きなタイプの絵画ではないし、影響を受けてきたようなタイプの絵画でもない。そうだとしても、圧倒的にすばらしいことを認めないわけにはいかない。…

●深夜アニメ。今期はあまり観られていないい。 いまのところで、一話を観たものは、『ALDNOAH ZERO』『スペース☆ダンディ シーズン2』『月刊少女 野崎くん』『DRAMAtical Murder』『残響のテロル』『グラスリップ』『六畳間の侵略者!?』『東京ESP』ぐらい…

●国立新美術館でオルセー展を観た。今日はあまり時間がなかったので、全体を観るというより、とにかくマネだけをじっくり観るという目的に、最初から絞っていた。 マネ、すばらしいな、という、ベタな感想。「上手い」「新鮮」「才能」「冴え」という言葉が…

●昨日引用した「問題」のお金の流れを図に描くと、下のようになる。こうなるともう、謎もなければ、複雑さもなく、間違えようのない小学校低学年レベルの算数にみえる。 しかし、こんな単純な構造から、大人をも幻惑させてしまう「物語」を組み立てることが…

●清水高志さんが、ツイッタ―でリツイートしていた「問題」がちょっと面白かった(その「問題」は下に引用します)。とはいえ、こういう(数学的というよりも)「言葉で言いくるめる」系の問題は、図や式をかいてみると、どこに誤魔化しがあるのかがすぐ分かって…

●宣伝です。唐突ですが、自主制作で電子書籍をつくりました。書評集です。タイトルは『フィクションの音域 現代小説の考察』(400円+税)。 http://bccks.jp/bcck/123684/info 文芸誌に掲載された書評から、現代の日本語で書く作家の小説について書いたものを…

●「E!」の松野×上浦対談をまた読んでいて、次に引用する部分の松野孝一郎の語り方そのものが、内部観測的なのではないかという感じをもった。 http://www.eureka-project.jp/#!projects/c10d6 《前置きを先にいうのは避けられないことでありながら、内心では…

●『スノーピアサー』(ポン・ジュノ)をDVDで。 最近のハリウッド映画には「格差社会」を戯画化したみたいな設定のSFがけっこうあって、ぼくの知る限りでは大抵おもしろくない。設定の時点で想像力が硬直した図式に囚われてしまっている感じになっている。この…

●いまおかしんじ『川下さんは何度もやってくる』をDVDで。いや、これは完璧にすばらしい。ぼくのなかでは、この映画はドライヤーの『奇跡』に匹敵するくらいすばらしい。この映画は、これはこういう形でしかありえないというような、完璧な形をしているので…

●「Works 古谷利裕」に、「大学に入って最初に制作したシリーズ 1989年〜1990年」を追加しました。21歳から22歳の頃の作品です。 https://note.mu/furuyatoshihiro/m/mc2ed923be97d?view=list https://note.mu/furuyatoshihiro/n/nc6e160ab34f1 ●六月に撮っ…

●六月に撮った写真。その二。