2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

●とうとう「はてなダイアリー」のサービスが来年いっぱいで終了するという。この日記は、そのまま「はてなブログ」に移行させる予定だけど、量が膨大なので、インポートの作業がめんどくさくなければいいのだけど。 (どんな感じなのかちょっと試してみようと…

●huluで、『TEXHNOLYZE』(2003年)の配信が始まったので、観始める。とりあえず6話まで観た。小中千昭がシリーズ構成したオリジナルアニメで、前からずっと観たいと思っていた。 同じhuluで『神霊狩/GHOST HOUND』(2007年)も観られるし、U-NEXTでは『serial e…

●もう少し、『ゆめのほとり鳥』(九螺さらら)から、気になった夜や睡眠や夢にかんする歌。構造的というより抒情的なやつ。 《あくびした人から順に西方の浄土のような睡蓮になる》 《醤油入れの醤油は幽閉された夜一滴ずつ解放される朝》 《水のない水差し売…

●『ゆめのほとり鳥』(九螺さらら)には、昨日の日記で引用した以外にも、気になる歌がいくつかある。 《離陸したとたんはらぺこになったから空中にて鳥の肉を頼む》 《視力検査を待つ列が街をはみ出して街の外が視覚化されてゆく》 《耳鼻科には絶滅種たちの…

●《「ハープとはゆめのほとり鳥の化身です」余命二ヶ月の館長は言う》 《屋上は鳥になるための練習場 部長は屋上に行ったままです》 上の二つは、『ゆめのほとり鳥』(九螺さらら)という本に収録されている短歌だ。 ●一つめの歌では、「ハープ」という指示対…

●横浜。

●坂本龍一が、ニューヨークのお気に入りのレストランのためにつくったBGMのプレイリストというのがYouTubeにあるのだが、大半が知らない曲で、そしてどれも趣味的にがっつり好きな感じで、教えてくれてありがとうと、坂本龍一にお礼を言いたい。 The Kayitsu…

●YouTubeでアイドルの動画をいろいろ探しながら観ていると、その過程でアイドル以外のミュージシャンの動画にも突き当たる。それで最近、もっとも驚いた発見はスカート(澤部渡)だ。Wikipediaをみるとかなりキャリアの長い人で、どうして今までしらなかったの…

●最近、時間があるとYouTubeでアイドルの動画を観てしまうことがある。「アイドルの現場」とかは知らないまったくのにわかなのだけど。 これまでの、ももクロとかでんぱ組とか、あるいはハロプロ系とかにはイマイチのれなかったのだけど、いわゆる「アイドル…

●スピルバーグの『レディ・プレイヤー1』がU-NEXTで配信されていたので観た。まず思ったのは、著作権の調整が大変だっだろうなあということ。映画のなかに、さまざまなポップカルチャーの(ほのめかしではなく)そのまんまの引用が多数ある。ただそれは、この…

●『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』というアイルランドのアニメーション映画がフール―にあったので観てみたら、けっこう面白かった。宮崎駿からの影響が強く感じられ(少女が世界を救う話だ)、全体としてエンターテイメントとしてすんなり成り立つように物…

●壁と塀。

●影。

●ネットフリックスでニコラ・テスラのドキュメンタリー(「アメリカン・エクスペリエンス テスラ 電気の魔術師」)を観ていた。テスラは、まちがいなくデヴィッド・リンチのインスピレーションの重要な源泉の一つだと思った。 晩年のテスラが、投資家からの出…

●晴れ。

●『千の扉』(柴崎友香)。この小説を読んで、ネットで検索して戸山ハイツという団地の存在を知った。早稲田大学にはけっこう行くことがあるのだが、すぐ近くにそんなところがあるとは知らなかった。 ぼくの関心を反映しすぎかもしれないが、これこそ幽体離脱…

●引用、メモ。『哲学のプラグマティズム的転回』(リチャード・J・バーンスタイン)、「第6章 経験が意味するもの」より。第一性、第二性、第三性について。 《(パースからの引用)第一性とは、他のものとは無関係に、積極的にあらわれているものである。 第二…

●引用、メモ。『哲学のプラグマティズム的転回』(リチャード・J・バーンスタイン)、「第1章 パースのデカルト主義批判」より。二項関係と三項関係、そして、二次性と三次性。 ●二項と三項。 《「“あらゆる思考は記号である”という命題から、いかなる思考も他…

●引用、メモ。『源氏物語』と四季の設立、空間化、花札、国土の掌握。『日本人は思想したか』(吉本隆明、梅原猛、中沢新一)より。 ●吉本隆明 《やっぱり物語のなかでは一番好きで、よくできていると思います。僕は『源氏物語』のもとになっているのは『宇津…

●「ネコメンタリー 猫も、杓子も。/保坂和志とシロちゃん」が、U-NEXTで配信されていたので観た。路上(玄関先?)でごろっと横たわっている猫(シロちゃん)と、仕事部屋で原稿を書いている保坂さんとを、空のカットでつなぐというモンタージュが最初にされてい…

●「ツインピークス」のファーストシーズンを観ていると、これをはじめて観ていた、学生時代に住んでいたアパートの部屋を思い出す。91年か92年くらいのことだったと思う。カイル・マクラクランが、若いというより、幼い感じに見えてしまうことに驚く。 ここ…

●7日の日記に引用したことと関連することを吉本隆明が喋っているのをみつけた。古い日本の歌と現代詩の関係。吉本隆明はこういう分析の仕方が面白い。《ふたつの非常に類似した言葉を並べることによって、あいだに想定したポエジーの空間》。「枕詞の空間」(…

●台風一過。

●同時、あるいは同時性という概念は自明ではない。出来事Aと出来事Bが「同時に起きた」と前提なく言えるための基準となる普遍的な時計は存在しない。ある場所に時計Aがあり、別の場所に時計Bがあるとして、二つの時計は、同期させない限りそれぞれ個別の時間…

●引用、メモ。枕詞、均衡、比喩、興、魂鎮め。『日本人は思想したか』(吉本隆明、梅原猛、中沢新一)より。 ●吉本隆明 《枕詞には不思議なところがあって、同じことを二度繰り返している枕詞というのがあるんです。たとえば春日(かすが)の枕詞は「はるひ」、…

●風邪をひいて寝込んでいた。苦しい時に急に涼しくなったのはたいへんに助かる。体調が悪くなると「意欲」というものがもっていかれるので、事務的なメールを返すこともできなくなる。 ●これは気になる。「現代思想2018年10月臨時増刊号 総特集=マルクス・…

●暑さ、強い光、緑の繁り。

●「ツインピークス」、最終話(18話)まで観て、そのままつづけて二周目に入る。 (最終話を観ていて、そういえばローラ・ダーンも「ローラ」なんだよな、と気づいた。) リンチは、ロジックの人でも形式の人でもない。そして、アバンギャルドでもアナーキーでも…

●原美術館の小瀬村真美の作品は、時間を操作する作品としてとても優れていると思った。美術館という場に、「別の時間の流れ」を絶妙に作り出している。それは、作品として「別の時間」を構造化するということだけでなく、観客が美術館を訪れ、作品を見ている…

●原美術館の小瀬村真美、すごくよかった。昨日、今日と、二日続けて観に行った。 (昨日は何か所かまわったので閉館前の一時間しか観られなかったということもあるけど。がっつり観るには二時間くらいはかかる。) ●七月に撮った写真、その二。