2025-10-01から1ヶ月間の記事一覧
⚫︎図書館で何度か借りたが、じっくり読むために結局は買った本。ただ、買ってしまうと安心して、読むのが後回しになる。 ドゥルーズよりも、ガタリとラカン派。
⚫︎市立図書館で借りた本。 ⚫︎前の号を読んでないうちに、すでに次の号が出てしまっている(これは図書館で借りた本ではない)。 ⚫︎今更だが、これはすごい(まだ三分の一くらいまでしか読んでいないが)。ところどころに磯﨑さんの小説を想起させる細部があ…
⚫︎ネットフリックスで『ちょっとだけエスパー』、第二話。今回はイマイチかなあと思ってしまった。ドラマの中で、ドラマの展開の都合によって便利に使われる「絵画」や「画家」ってなんなのだろうか、と思ってしまった。ドラマの都合のためだけにあるかのよ…
⚫︎『村上春樹にとって比喩とは何か』(はんざわかんいち)をパラパラ見ていたら、『羊をめぐる冒険』から、ちょっと面白い比喩が使われる場面が引用されていたので、それについて考えたい。なお、この本の初めの部分(「初期作品1」と名付けられている)で著…
⚫︎最近買った紙の本(古本含む)。 『〈私たち〉とは何か』(トルシアン・ガルシア)と『共同幻想論』(吉本隆明)とを繋げて考えられないだろうか、というぼんやり妄想。 ⚫︎県立図書館で借りた本。バルトの本、新訳が出ているのを知らなかった。『村上春樹…
⚫︎『ぼくたちん家』、第三話。悪くはないのだが、すごく冴えているという感じでもない。いまひとつこなれていなくて、思想が生のまま出ちゃっていて、それはまあそれでもいいのだが、そのために展開がやや紋切り型に収まってしまっている感じがする。ここか…
⚫︎内田ミチル「赤いベスト」(「新潮」11月号)。新潮新人賞受賞作。これはなかなか濃かった。目次に140枚と書かれているが、もっと長いもの読んだような充実した疲労感。また、この極めて濃くて重たい(そしてひねくれた ? )、老いや死を見つめる小説のラス…
⚫︎『占星術殺人事件』(島田荘司)。実ははじめての島田荘司。いわずとしれた(「いわずとしれた」という慣用句を使うのは生まれて初めてかもしれない)島田荘司のデビュー作にして、代表作、で、超有名作。この作品がなければ新本格はなかったかもしれない…
⚫︎『ちょっとだけエスパー』、第一話をネットフリックスで。野木亜紀子の新しいドラマ。いきなり「攻殻機動隊」が始まったのかと思うと、続いて「マトリックス」(錠剤は一つだけで選択の余地はないが)、そして、ブルース・スターリングの「招き猫」みたい…
⚫︎昔、十代で美大受験生だった頃、ぼくには絵画における「仮想敵」のような存在があって、代表的にはエゴン・シーレとアンドリュー・ワイエスだった。モダニズムのハードコア(こんな言葉は知らなかったが)としての抽象表現主義にかぶれていた当時のぼくに…
⚫︎『ささやき山の秘密』(ジョーン・エイケン)。図書館の放出本の棚にあった本で、パラパラ見て面白そうだったからもらってきた(ピーター・カーウィーという人の書いた『フランシス・コッポラ』という本もあって、これにも興味があったが、一人がいっぺん…
⚫︎VECTIONの活動の中で調べてとても意外だったのだが、現在あるあらゆる発電技術の中で最も発電効率が高いのが「水力発電」だということだった。しかも水力発電は、地球の重力(位置エネルギー)を利用して発電するので、完全なクリーンエネルギーだ。「重力…
⚫︎新しいもの、未知のものへの探索には、たとえば見ず知らずの十のものに食指を伸ばしたとして、そのうち九つがハズレでも、多少なりとも手応えを感じられるものが一つあればそれでよしとする態度が必要だろう。いや、十のうちに一つ「当たり」を引ければ、…
⚫︎『ジェイムズ『多元的宇宙』のプラグマティズム 経験の彼方を問う経験論』(猪口純)。これは図書館で借りた本だが、面白そうなので買うことにした。 (だが、新刊はもう手に入らないみたいで、Amazonでは古本が高騰している。あー、厳しいなあ、と思った…
⚫︎『ぼくたちん家』、一話と二話をネットフリックスで。松本優紀という脚本家の名前に見覚えがないと思って検索したら、このドラマが実質的にほぼデビュー作という若い人だった。若い作家のデビュー作で、かつオリジナル物ということで興味を持ったので観て…
⚫︎『つまらない住宅地のすべての家』(津村記久子)。この作家の小説はそんなにたくさん読んではいないが、いつも、ダイアグラムのような関係の複雑な織り成しが主題になっているように思う。この作品では、それがすごいことになっている。一つの路地にある…
⚫︎ディアンジェロが亡くなったのか…。 (初めて聴いたのは「Voodoo」で、2000年くらいだったと思う。ソウルやヒップホップについては何も知らなかったが―今でもあまり知らないが―、とにかくこれはとんでもないものだということはわかったし、文脈的な周辺知…
⚫︎続編の予告が出たので、改めて『閃光のハサウェイ』を観直した。この作品の特徴は、とにかくカッコイイこと。逆に言えば、カッコイイだけとも言える。カッコ良さがひたすら気持ちいいのがこの作品だ。 まず絵柄がカッコイイ。今まで観たあらゆるアニメの中…
⚫︎Googleへの依存度が高すぎることは問題だといつも思っている。検索だけでなく、メールアドレス、ブラウザ、各種パスワードの管理、写真の保存、他人と共有する時のテキストやスライドのツール、スキャンした画像をテキストへ変換するOCR等、これらのサービ…
⚫︎U-NEXTで『りんごのうかの少女』(横浜聡子)。これは素晴らしかった。映画の最初の方で、四人の子供たちがカラオケ店の前でダベっている場面からもう胸がいっぱいになって泣きそうになった。 (短編であるせいか、話の収束のさせ方がややありきたりに感じ…
⚫︎メモ。MFS 3rd EP「3」 ・Offline https://www.youtube.com/watch?v=S2nZ4dG0u5g ・Espa https://www.youtube.com/watch?v=5g7om2Q0IwI ・Don't https://www.youtube.com/watch?v=T3-wgy9toTw ・Mind https://www.youtube.com/watch?v=kJ5lJ7lTKDg ・Combo…
⚫︎今年のノーベル文学賞を受賞した人は、あの、上映時間が7時間20分あって、カット数が150しかないという、タル・ベーラ『サタンタンゴ』の原作者なのか。というか、よくみてみると『ヴェルクマイスター・ハーミニー』や『ニーチェの馬』や『ダムネーション …
⚫︎『ジャクソンひとり』(安堂ホセ)。普通に良い小説だと思った。ただここで「普通に良い」とは、小さな箱に、さまざまな要素を綺麗に並べて収めることで、とても効果的な「箱詰め」ができているという感じのことで、それはちょっとした不満でもある。ぼく…
⚫︎『誰のための綾織』(飛鳥部勝則)。ミステリ小説だが、これはいわく付きの作品で、登場人物の会話部分に人気漫画からの盗用があると指摘され、絶版・回収となり、封印された。それでも、読んだ人たちの間でこの作品には根強い人気があり(盗用といっても…
⚫︎『さくらな人たち』(オダギリジョー)。映画版、テレビドラマ版とつづけて『オリバーな犬』を観て、映画作家としてのオダギリジョーに興味を持ったので、Amazonのマーケットプレイスでレンタル落ちのDVDを買った。この作品の存在は、下のイトウモさんのテ…
⚫︎すごい。なぜかいきなり、U-NEXTにイオセリアーニの映画が(10分から30分程度の短編を多く含むとしても)21本もまとめて入荷されていた。 ⚫︎実家の庭の柿の木から柿を採った(高枝切り鋏を初めて使った)。
⚫︎『シネマの再創造2』活動報告会 in三鷹Scool(七里圭)から、プログラムC、リプレイ『Music as film with Digital Heads』を観た。 scool.jp 複雑な作品なので、前提を整理する。まず、七里圭によるプロジェクトとして「音から作る映画」シリーズがあり、…
⚫︎『サンショウウオの四十九日』(朝比奈秋)。現段階では、ざっと一読しただけの感想だが。 とにかく、かなりとんでもないもの(状態)を立ち上げている小説だとは思う。そこはすごい。しかし、その立ち上げていることのすごさに見合う展開がなされないうち…
⚫︎U-NEXTで、『オリバーな犬(Gosh !! )このヤロウ』のシーズン2(4、5、6話)を観た。これは素晴らしかった。シーズン1より数段パワーアップされていた(シーズン2を観ると、シーズン1はまだ幾分か「わかりやすさ」に対する遠慮があったのだなあと思う)。…
⚫︎U-NEXTで、『オリバーな犬(Gosh !! )このヤロウ』のファーストシーズン3話分を観た。これは普通にすごく面白い。このドラマが好きな人が、この感じを期待して映画を観にいったとしたら、「思ってたのと違う…」となるのは仕方ない。でも、同じことをもう…