11/17(水)
今朝は、いい天気。かなり冷え込む。朝起きて、流しで頭を洗うのがつらい季節になった。水もつめたくて、なかなか沸かないし。夜にはすこし雨。
緑地を下った、一番低いところに池がある。あまりひとけはないけど、すぐ隣が道路になっているので、静か、ということはない。大型車が通ると地響きもするくらい。池の縁に沿って歩いていると、1羽のカラスが、池のほとりにぽつんと立って、池の方をながめていた。
そのぽつんとした立ち姿や、池の方を向く首の曲げ方、傾げ方、など、全体のたたずまいが、どう見ても、物思いに耽っている、としか見えない。そのまま歩いて近づくと、気づいてこちらの方へ顔を向け、飛んでいってしまった。前から思ってたけど、カラスが、バサバサと羽を拡げて飛んで行く姿は、とてもカッコいい。
本当はぼくは、カラスが物思いに耽っている、などという擬人法的な表現はきらいだ。人間の感情や思い込み、情緒、詠嘆、などを勝手に相手に張り付けて、悦に入ってるだけじゃねえか、と、思う。カラスとヒトとでは、感覚のシステムも思考のシステムも全く違うはずだ。異質なものとコミニュケーションするために必要なのは、感情移入ではなくて、科学だろう。勝手な感情移入は、ただのひとりよがりでしかない。
とは、いうものの、やはり、そのときぼくには、カラスが何か、物思いに耽っている、としか思えなかった。
(補遺)
15日の日記で、松嶋菜々子を「下品」だと書いたら、数人の友人からクレームが来た。ぼくは、下品と言う言葉で、どうしても好きにはなれないけど、無視し難い何かがある、というニュアンスを表現したかったのだけど、普通に考えれば、下品というのは、ひどい侮蔑の言葉ととられても仕方がない。際どい、とか、毒を含んだ感じ、とか、あるいはエグい、とかいうべきだったか。(大してフォローになってないが・・)言葉の選び方に繊細さを欠いていたことを認めます。気をつけなくては・・・。(しかし、こういう言い訳って、昨日の日記の内容と矛盾してないのか? )