今日もとてもいい天気。午前中に真っ青だった空が、午後になると色が薄くなって透明感が増し、ちょっと恐いくらいになる。夕方、まるで水槽のなかのクラゲみたいな形の、半透明で光り輝く、すごいひこうき雲をみた。空が暗く、青が濃くなっても、透明感はそのままだった。団地のベランダで、クリスマスツリーの電飾がちかちかしていた。
23日に買った、古井由吉佐伯一麦「遠くからの声」はとんでもない本だ。往復書簡で、ちゃんとした「小説作品」じゃないから、軽い気持ちで読み始めたのだけど、小説ではないから、かえって、二人とも、平気でびゅんびゅんと直球を投げてくる。特に古井由吉の直球の凄いこと凄いこと。読みながら独り言で、ひえーっ、とか言ってしまう。マジですごいっすよ、これ。マジで、マジで。