朝目覚めたら、頭が少し痛かった。大したことはないだろうと思って、起きたのだけど、だんだんと痛みが増す。美容院へ行ったのだか、美容師の世間話に相槌を打つのも鬱陶しいくらい。まあ、この美容院には7年くらい通っているので、美容師もぼくが決して愛想のいい客ではないことを充分分かっているはずだから、いいんだけど。目玉を動かすだけでも、ずきずきくる。
帰ってからも、さらに痛みは増してきて、頭だけではなく、首の後側から肩にかけても、心臓の鼓動に合わせてずきずきと激痛がはしる。もう、とてもじゃないが耐えられない痛み。
しかし家には鎮痛剤なんて常備していないし、近所の薬局まで買いに行くのも、今の状態ではちょっと無理。仕方が無いので、疲れ目用の目薬をたっぷりとさして、横になって目を瞑ってじっとしている。横になってじっと痛みに耐えつつも、うとうと眠ったり、また痛みで目覚めたりしているうちに、もう午後5時前になってしまう。多少痛みが治まったようなので、そろそろと起きて、おそるおそる薬局まで。
この頭痛は、目の酷使と、そこからくる肩こりが原因だろうから、バファリンと一緒に、眼性疲労、肩こり、腰痛に効くというリゲインEB錠も買う。げっ、でもこれ、ぼくの嫌いなサカモトの曲がCMで使われているヤツじゃないのか。(ここで、ぼくの嫌いな、は、曲、に掛かるのであって、サカモト、に掛かるわけではありません。念のため。)
そんなこんなで、頭痛が治まる頃にはもう夜の7時近くになっていた。で、また、今日も一日何もしないで終わってしまう、のか。
目が疲れているのだから、よせばいいのに、ヤケになってビデオを2本見てしまう。今日じゅうに返却しなきゃいけないから。イェジー・スコリモフスキーの「 出発 」とサム・ペキンパーの「 ビリィ・ザ・キッド 21歳の生涯 」.両方ともなかなかのもの。一遍に見てしまうのは、もったいなかったか。でも、今日は目が疲れているので、感想はまた、後日。
夜遅くなってから、ビデオを返却に行く。金曜の夜。先週も書いたけど、今週は先週以上に、夜の街は、忘年会&クリスマス色で満ちている。大勢のヨッパライ軍団が、駅の方へと、ぐわわわわぁーっ、と移動して来る。人々の様々な感情のオーラのようなものが、駅のホールに溜まって渦巻いてるみたいで、ちょっと、凄い光景だ。