あついあついあつい

この暑さで疲れがたまっているのか、強い日射しで頭がヤラれてしまっているのか、ここ最近、ところ構わず、知らず知らずに眠ってしまう。ぼくはもともと、ほとんど不眠症と言ってもいいほど寝つきが悪いのだけど、それがまるで嘘のようだ。ちょっとでも時間があると、ごろんと横になって、すぐに眠れてしまうのはとてもありがたいのだけど、電車の待ち時間、(灼熱の!)ホームのベンチに腰を下ろして、目を瞑って一息つくと、スーッと意識が遠のいて、いつの間にか眠っていて、ふと気がつくと5分10分と経っている、ということがよくある。手に持った飲みかけのペットボトルのフタが開けっ放しのまま眠っていたり(反対の手に、フタをギュッと握りしめていたりする)、電車の発車ベル(いや、音楽か)で目が覚めて、あわてて乗り込むなんてこともこともしばしばだ。出先で、フカフカのソファーに坐って人を待っている時、(心地よく冷房が効いているし)ちょっと気を緩めたら、次に気付いた時には、ソファーに堂々と横になって寝ていたりとか。これは実は、ついうとうとと眠ってしまうと言うより、ふーっと意識を失うという感覚に近くて、身体中の緊張感が心地よく抜けてゆき、これはこれで何とも気持ちが良かったりもするのだが、こんなんで大丈夫なのだろうかと、さすがにちょっとは不安だったりもする。まあ確かにここんとこ寝苦しくて、夜の睡眠があまり心地よくなく、浅くて充分じゃないせいだと思うのだが。朝、汗まみれで、まるで泥のなかから目覚めるような気分の悪さだったりとか。