02/02/26

●「疲労感」と言うか「いっぱいいっぱい感」とでも言うのか、そういう感じは、徐々に蓄積されてくると言うよりも、ある日、ああ来たかなあと思った時には既に身体じゅうを満たしていて、もう溢れてしまいそうにまでなっている。確かにここんとこ立て込んでバタバタとしていて、その身動きの効かない忙しさ(とは言ってもぼくの忙しさなど本当に忙しい人からみたら全くユルい訳で、つまり自由にる時間がないということなのだが)に苛立っているような感じもあったのだが、それでも昨日くらいまでは、割合平然と諸々をこなしていて特に何ということもなかったのだけど、今日になってから急に「来て」しまって、こうなったらもう誰に何と言われてもごめんなさいと言って寝るしかないのだった。もうこれ以上身体も頭も動かないのだから、今日は1日寝ていることにした、と言うか、動けないのだからそうするしかない。だいたいぼくはどんなに切羽詰まっていても眠ればなんとかなると思っていて、逆に言えば、いっぱいいっぱいになるといつでもどこでも時と場所を選ばずに「寝」にはいってしまうのだ。若い頃はほとんど「不眠症」と言ってもいいと思うくらいに寝つきが悪く、いつも寝不足状態だったのだけど、いつの頃からか「寝ないと駄目」な体質になって、何か不具合なことがあるととにかく30分でも1時間でも眠ってから考えよう、ということになってしまっているのだった。と、いうことで夕方まで、途中で何度か目覚めながらも結局ずっと眠っていた。夜は、何日か前にテレビに出ていたカヒミ・カリイがお薦め映画ベスト5の一本に挙げていた『キートンのセブン・チャンス』をビデオで観て、やっぱこれはスゲエやとか思っている頃には何とか元気になっているのだった。