●散歩していて、住宅街のただなかにある空き地に、かなり大きな糸杉(多分)が生えているのを見かけた。それはゴッホが描いているようなかたちで上へと枝が伸びてはいなくて、全体がカボチャのようなまるいシルエットになるように枝がのびていて、そのごろっとした「まるさ」はかなり異様で、しかも、あきらかに住宅を建てるように造成された土地(空き地)なのに、面積の半分以上をその糸杉の「まるい広がり」が占めてしまっているのだった。