大阪へ行って来た(2)

(昨日のつづき。大阪へ行って来た。)
●大阪で観たものを、挙げておく。万博記念公園で、岡本太郎太陽の塔国立国際美術館で、ゴッホ展。MEM galleryで、森村泰昌インスタレーションフェルメールの部屋」。Studio Jで、名和晃平のエアブラシによるドローイング。KIRIN PLAZAで、長島有里枝「Her Projects」(そしてKIRIN PLAZA周辺の道頓堀風景。特にドン・キホーテの観覧車!)。児玉画廊で、伊東存。(そして、児玉画廊近くでやっていて偶然行き会った夏祭り。)とにかく、右も左も分からない土地で、地下鉄を乗り継ぎ、迷いながらもふらふら歩きまわるのはとても面白かった。(大阪へ来る時は一報ください、と言って頂いていた方に、急なことだったのに連絡がとれて、道頓堀周辺などを案内して頂けたことは運がよかった。その方が言うには、可能ならば、加えて、天王寺公園のホームレスと、さらにその南にある朝鮮地域をみるのが、大阪を知る「政治的に正しい」コースなのだ、と。お忙しいなか、ありがとうございました。)日帰りにしては充実した濃い内容で、たまには旅行もしてみるものだと思った。帰りの新幹線のなかでは、疲れ過ぎたのと、様々な情報が一気に頭に雪崩込んできたせいでか、気持ちが妙にふわふわしていて、幽体離脱するみたいに気持ちが身体から切り離されて浮き上がってしまうような感じだった。(行き帰りの新幹線での長い移動時間に読もうと思ってクロード・シモンの本を持っていったのだが、行きは朝早かったのでほとんど寝ていたし、帰りは高ぶった気持ちをクールダウンさせ、着地させるためにずっとぼんやりしていたので、ほとんど読めなかった。)