●「ユリイカ」が届いた。まだ、本屋には並んでいないみたいだけど、「ユリイカ」五月号(特集・藤田嗣治http://www.seidosha.co.jp/index.php?%C6%A3%C5%C4%BB%CC%BC%A3)に、「たった一人でひっそりと泣くこと」というテキストを書いています。興味のある方は手に取ってみてください。
●アート・インタラクティブ東京での浅見貴子・展が最終日なので、もう一度観ておこうと思って出かけたら、会場に浅見さんがいた。今回展示されている六曲一双の屏風による作品(追記。六曲一双というのは、六枚のパネルが二組一対、あわせて十二枚で出来ているもので、六枚ひとつづきの浅見さんの作品は「六曲一隻」というのが正しいと、浅見さんから指摘されました。)の屏風は、業者につくってもらうと六十万円くらいかかるので、浅見さんが自分でつくったそうだ。浅見さんに、屏風の作り方と言うか、パネルとパネルとのジョイントの仕方を教えてもらった。言葉で説明するのは難しいのだが、屏風はパネルとパネルとの蝶番として紙を使っていて、紙を互い違いにかませることで繋げているので、ジョイント部分を、山に折ることも谷に折ることも出来るし、真っすぐにすることも出来る。(実際に、展示てしある作品でやってみせてくれた。)こういうパネルの繋ぎ方は西洋美術にはないもので、とても面白いと思った。