07/12/11

●書こう、書こうとずっと思っていて、なかなか書き出せなかったデイヴィッド・リンチ論を、えいやあっ、という感じで書き始める。ニーナ・シモンの「SINNERMAN」を大きな音で繰り返しかけて、それに背中を押されるようにして。(『Pastel Blues』というアルバムに収録されているオリジナルは10分以上の曲で、映画では曲の中程から使われているみたいだ。)これを年内に書き上げるのが、年末の目標となる。
●夏に書いていた作家論(青木淳悟論、65枚くらい)が雑誌に載ることになって、原稿料のアテが出来て気が緩んだせいか、最近ちょっと、Amazonとか「日本の古本屋」とかで、本やCDを買い過ぎている。(来年のピナ・バウシュの高いチケットを買ったばかりなのに!)今日も、高橋悠治のCDを何枚かまとめて注文した後に、もっと絞り込めばよかった、と後悔した。勘違いするな、この残高であとどんだけ持ちこたえなきゃいけないのかちゃんと考えろ、と、自分に言いたい。
●今年、近所に(電車ではほんの一駅だけど、歩くと片道40分くらいかかる、大抵歩くけど)関西が本拠地らしい、デパートの3フロアを全て使った大型の本屋が出来て、その事実を最近知ったことも、本を買い過ぎる原因の一つになっている。でも、最近までその存在をぼくも知らなかったという事実に象徴されるように、その本屋にはいつ行っても、びっくりするくらい客がいない。