●ここのところずっとやっていた用事を、ほぼ終えることが出来た。まだ完全に終わったわけではないが、まあ、キツいところはほとんど終わった。
●夢を見た。ぼくは小学生くらいで、二、三人で海岸で遊んでいると大きな波がきて、最初はそれほど大したことないと思って軽く後ろに下がるくらいだったのが、予想以上に波はぐーんと伸びてきて、あわててどんどん下がってゆき、その波は大きな津波にまでなり、砂浜全体を覆うくらいに大きくなって、ぼくたちはなんとか防波堤まで逃げるのだが、その後やや遅れて、その津波に乗せられて、タンカーくらいの大きさの巨大なクジラが五、六頭、砂浜にドーンと打ち上げられてくる、というバカみたいな夢なのだが、映像がすごくクリアーなのと、それを見ている視点が、砂浜で走って逃げているぼくにあるのではなく、まるで空中を飛んでいるラジコン飛行機みたいに自由に移動して、迫って来る波や、バカでかいクジラや、クジラに押しつぶされないように逃れる自分自身の姿を、近くから遠くから、上から横から、自由に動いて見ているのだった。でもこの夢はもっと複雑で面白く、この場面の前も後もある、すごい情報量で、目覚めたばかりの時はそれをかなりちゃんと憶えていて、これをそのまま書けば小説になるんじゃないかとも思ったのだが、今になってみると、最初は普通の波だと思ったのが、予想外にぐんぐん大きくなってゆく感じと、巨大な、黒々として濡れたクジラがドーンと打ち上げられる感じと、それから、因果関係は分からないのだが、その後の、あまりにも激しく怒っているので、怒っていることを表現するための声さえも出せない、という感じだけしか憶えていない。