●朝、目が覚めたら、鼻がぐずぐずしていて、目が痒かった。いよいよ花粉の時期がくるのかと思った。花粉症を持っている者にとっては、春が来ることが全然待ち遠しくない。
●昨日の夜、ある人から電話があり、その人とは別の人からのメッセージを間接的に伝えられた。「お前、酒やめろ」と。いや、完全に止めるのは無理なんだけど、最近、分量は随分少なくなってます。あと、お酒を飲むと花粉症の薬が効かなくなるので、その点からも、春は飲酒量が減ります。
●夕方、新宿で編集者と作家論の原稿の打ち合わせ。編集長による書き込み(「大切なところは強気で!」とか「こなれ△」とか書いてある)の入った原稿をみながら、直す部分をいくつか話し合う。分量的には三十枚まで圧縮する必要はなく、五十枚でOKということで、ホッとする。それでも五枚分くらい圧縮が必要。あと雑談。「ビールがあった方がよかったですか」と言われるが、打ち合わせなのでアルコールは抜きで。
●九日の日記を読んでくれたのだと思うけど、昨日電話をくれた人は、トンカツくらいだったら、今度ごちそうするから、と言ってくれていたし、今日会った編集者も、古谷さん、トンカツ食べますか、と言ってくれた。でも、別にぼくは特にトンカツが好きなわけではないし、どちらかというと、重たい揚げ物はそんなに得意ではない。ただ、何故かあの日はすごくトンカツが食べたい気分で(多分、あまりに脂っ気のない食事が続いていたせいだと思う)、しかも、たまたま入ったその店のトンカツがとてもおいしかった、ということのなだった。トンカツを、あんなに美味しいと感じたのは実ははじめてだった。
●迷惑メールの数が半端ではない。去年の秋ころまでは、一日に五十通くらいだったのが、今では、一日に百通以上は来る。ネットの回線がダイヤルアップだから、これらを受信するだけでけっこう時間がかかるし、その時間も電話代が発生しているのだと思うと腹もたつ。この勢いで数が増えていったら、そのうちメールのアドレスが機能しなくなる。僕は今、ほぼメールのみで社会とつながっているようなものだから、これはとても困るのだった。