●お知らせ。もうそろそろ発売されるであろう「ユリイカ」5月号(特集/クリント・イーストウッド)に、「自作自演の身体と眼差し/『許されざる者』以降の自作自演」という文章を書いています。約25枚。正直にいえば、今は、出来ればイーストウッドについてはスルーしたい、何かを言うことは避けたい、という気持ちがあって(『チェンジリング』も、あえて観てません)、とても苦労して書きました。ただ、この文章を書くために、イーストウッドの『許されざる者』以降の自作自演の映画を改めて見直すのは、とても楽しい経験ではありました。確かに、どれもとても面白かった。
とはいえ、書くにあたって、イーストウッドを巡るある種の言説のパターンにはハマりたくない(なにより、ぼくの頭がそのパターンにハマってしまっているから)、というネガティブな気持ちの方が、積極的に「これについて書きたい」という気持ちよりも勝ってしまっていたかもしれないという思いはあります。今月の21日の日記に書いたこととも関係あることが書かれています。
グラン・トリノ』は、試写で観せていただいたのですが、途中まではすごく好きな映画だと思って観ていたのですが、終盤の展開については違和感をおぼえずにはいられませんでした。イーストウッドなのだから、当然ああなるわけなのですが。
●うちのネット環境では動画を見るのは無理なので、時々、動画を見るためにネットカフェへ行く。そこで、アサヒ・アートスクエアでやる「グロウ・アップ・ダンス・プロジェクト」の、振付・捩子ぴじん、出演・神村恵、福留麻里「sygyzy」の予告編映像(http://www.youtube.com/watch?v=FqItxjDi7Nc)を観たら、滅茶苦茶面白そうで、最近ぼくは「神村恵の追っかけ」状態になっているのだが、今、マジでお金がないので、今回のは観に行くのは無理かなあと思っていてのだが、これはなんとかして観たいという気持ちになった。なんとかなるかどうか分からないけど。