●目が覚めて、近くに脱ぎ散らかされている昨日着ていた服を見ると、襟元に赤ワインによるものと思われるシミがついていた。ぼくだけでなく、昨日は誰も赤ワインなど飲んでいなかったはずなのに、このシミがどういう経緯で出来たものなのか不明。あまり結果に期待せず、とにかく、洗濯機の突っ込んで一度洗濯してみる。完璧に落ちているわけではないが、思ったよりも落ちていた。シミの残っているところに液体洗剤を直接たらしてなじませ、すこし時間をおいてもう一度洗濯してみたら、ほとんど分からないくらいに落ちた。最近の洗剤は赤ワインのシミまでほぼ完璧に落とすのか!、と驚いた。真っ白なシャツとかではなく、もともとくすんだ暖色系のスウェット素材のものということもあるだろうけど。
●最近忙しくて、散歩にさえろくに行けてない。で、気晴らしにしていることは、部屋を整理すること。いや、ぼくは「気晴らしに部屋を整理する」というようなタイプではまったくなくて、むしろ散らかっている方が落ち着くくらいだし、部屋を整理すると言っても、ぼくの住んでいるモノで溢れた(といってもぼくの部屋にはキャンバスと本とCDやDVD以外のものはほとんどないのだけど)ぼろアパートの部屋は、なにをどうしたとしても、すっきりとしたこぎれいな空間になどなりようがない。本の入った段ボール箱が積み上げられている。本の入った段ボール箱の上にカルトン(画板)をのせたものが机がわりだったりする。部屋を整理するというのは要するにいらないものをより分けて捨てるということで、モノを捨てると少し(気持ち的に)すっきりする。この二週間くらいで、かなり大量のモノを捨てた。しかし、そうであるにもかかわらず、部屋をぱっと見回してみても、モノが減ったとか整理されたという印象はまったくないのだった。あんなにたくさん捨てたのに、全然かわってないじゃん。いやむしろ、隠されていたモノが表に出てきた分、いっそうごちゃごちゃ感が増したくらいだ。