●朝、六時くらいから原稿を書き始め、気が付くと午後五時を過ぎていた。何も食べてないし、コーヒーを何杯飲んだか分からない。パソコンというのは、こんなにも簡単に時間を吸収する機械なのだった。でも、こういう集中はあまりよい集中ではない(「飽きる力」が働いていない)。絵を描いている時は、決してこういう集中のしかたはしない。実際、書いているものもイマイチな感じだったので、散歩がてらに買い物に行くことにする(インスタント・コーヒーがなくなっていた、コーヒー飲み過ぎ)。ついでに近所のツタヤに寄ったら『まどか☆マギカ』のDVDがあったので借りてきた。部屋に戻って、土鍋でご飯を炊き、ホッケを焼いて食べる。友人からグリル付きのガス台をもらってから、ほぼ毎日、焼き魚を食べている。炊きたてのご飯と焼きたての魚だけで、とても豊かな感じの食事となるので、精神的にも経済的にもとても助かっている。一切れ百円の塩サバとかだけでも十分に豊かだ。『まどか☆マギカ』を観る。一話と二話だけの段階だと、特に面白くはないし、この先面白くなりそうな感じもあまりない。山口智子風(?)の母親のキャラがちょっと面白いか、というくらい。無垢な少女を困難な場に立たせて(無垢な少女に世界の重さが賭けられて)、それを見て萌える、みたいなのはもういいよと思う。まあ、もうちょっと先までは観てみるつもりだけど。早く寝て、原稿のつづきは夜中に起きてやることにした。