●昨日の「政治と最適解」の話を書いていてふと思ったこと。浅見貴子さんの展覧会に行った時、オープニングが終わってからその場に残った六人で呑みに行った。そこで餃子を注文して、一皿何個ですかと聞くと店員が五個ですと言った。浅見さんはすかさず、六個にできませんかね、と店員に言う(そして六個にしてもらえた)。
その時、まわりからの「さすが」という声に浅見さんは、「日本人って交渉しないよね」と言った。で、ああ、自分に根本的に足りていないのは、こういう「交渉」なのだなあと思った(「計算」とか言う前に「交渉」しろよ自分、という自己ツッコミでした)。
●『ルネサンス 経験の条件』で取り上げられ分析されている「グラッソ物語」のオリジナル(の翻訳)を、今になってようやく読んだけど、すごく面白い。ちょっと、後藤明生の初期の小説(「関係」とか「笑い地獄」)に似ている感じもある。
●来週の前半は尾道で、テレビのないところに宿泊する予定なので『ユリ熊嵐』が観られないかもしれないという可能性があることが分かった。これはなんとかしなければいけない問題だ。