清澄白河のTAPギャラリーで大谷佳「計測ノート」、新川のミルクイーストで「無条件修復 Pre-Exhibition」のトーク
●「無条件修復」のトークで、トークが白熱している間もずっと「jump from」(谷口暁彦)という作品から脱力した単調な鼻歌がだだ漏れのように流れつづけ聞こえつづけているというシチュエーションがとてもすばらしく得難い経験だった(トークの内容も面白かった)。
●それにしてもミルクイーストの二階の床の薄さは衝撃的で、最初は足を出すのも躊躇われるくらいなのだけど、トークでかなり大勢が二階にいても大丈夫なものなのだなあ、と。それとも、天井とか断熱材とか全部とっぱらって構造がむき出しになっているからそう感じるだけで、木造の建物の床は、実はみんなあの程度のものなのだろうか。
(ミルクイーストは元活版印刷所だったという築55年くらいの木造建築。三階建てだけど、三階部分は後から増築されたものだ、と。)