●『人はみな妄想する』(松本卓也)と『クローズド・ワールド』(P.N.エドワーズ)を読み始めた。
(『人はみな妄想する』は、ラカンの心的構造における神経症と精神病について書かれているということなのだが、「仮性妄想」とか「一般化排除」とか、今まであまり聞いたことのなかった概念が、現代のラカン派の成果として書かれていて、こうなると倒錯についても是非、現代ラカン派ではどうなっているのか知りたいと思ってしまう。「ニュクス」のもくじにある河野一紀の論考が「一般化倒錯」となっていてそれっぽい感じだが。)