●そろそろ花粉がきてる。
●言語は特別な何かではないのではないか。言語がないところにも記号は存在する。そして、あらゆる生命は記号を介して世界とやり取りする(遺伝子は記号だ)。言語は、そのような記号の、特殊に発達した一例だと言える。言語は特別であり、故に言語をもつ人間も特別であるという二十世紀的な思考はたぶん間違っている。
(たとえば、言語がなければ否定という概念が成立しないとか、ゼロが成立しないといわれるけど、動物にもリズムという概念あるだろうし、だとしたら休符という概念もあるのではないか。「たん、たん、たん、たん」と動くところを「たん、たん、・、たん」と動こうと考える、ということくらいはするだろう。この時の「・」は、空白であり、ゼロであり、図を支える地であり、そして否定の萌芽でもあると言えるのではないか。)