●「虚構世界はなぜ必要か?」を本にするための最初の打ち合わせ。まず問題として、今あるボリュームだとけっこう高価な本になってしまうのだが、このボリュームで高い本として出すのか、かなり大きく削ってもう少し手を出しやすい価格の本にするのかという選択がある、と。うーん。
●電車のなかで、必要があって「機械」(横光利一)を読む。前に読んだのがいつだったか忘れたくらいぶりの再読。面白い。前も思ったけど、初期の後藤明生(「関係」や「笑い地獄」)は、この小説から来ているのではないだろうか。ただ、「機械」にはきびきびと削ぎ落とされた鋭さがあり、後藤明生には独自のユーモアがある。
●けっこう疲れているけど、帰ってから短い原稿を一つ書き終えておかないと、明日にやるべきことが出来なくなってしまう。書けるかどうか不安だったが、なんとか書けた。よかった。朝方になってしまったが。これで、土曜と日曜に別のことをやって、日曜の夜中(月曜の朝方)にこの原稿を推敲するための時間がとれる。
●下のリンクのロボット、なかに人がはいっているとしか思えない動き。最後のコケ方も含めて人っぽい。「ボストン・ダイナミクスのヒト型ロボットが、なんと「バク宙」するまでに進化した(動画あり)」(WIRED)
https://wired.jp/2017/11/17/atlas-robot-does-backflips-now/
●そして、量子コンピュータも近い。AIがロボットによって人間に近い身体をもって物理空間に入り込むとき、おそらく大きく何かが変わる。今こそ、真剣にカーツワイルを読み直す(真に受ける)時ではないか。
グーグル、IBM量子コンピューターの事業化を競う謎の新興企業(MITテクノロジーレビュー)
MIT Tech Review: グーグル、IBMと量子コンピューターの事業化を競う謎の新興企業
●追記。これ、面白い。「6 ways mushrooms can save the world」(TED)。日本語字幕、あり。
https://www.ted.com/talks/paul_stamets_on_6_ways_mushrooms_can_save_the_world#t-166136