2019-01-27

●『けものフレンズ2』の二話を観たのだけど、やや白々しさのようなものを感じてしまった。この違和感についてちょっと考える。

けものフレンズ』にあったのは、(現実的にはありえないのだとしても)あらゆるものの無条件で無邪気な肯定(「すごーい」「たのしー」という感嘆)だったのだと思うけど、そうではなくて、意識的に褒める(「かばんちゃん、すごーい」と「○○ちゃんってすごいねー」との微妙な違い)、みたいな感じになっているところがあったということではないか。それは、肯定(あるいは感嘆)というより、「気遣い」とか「忖度」へとつながるものへの萌芽なのではないか。

これはあくまで微妙な「匂い」でしかなく、この先どうなっていくかは分からない。ただ、この違いは決して小さいものではないとも思う。

(「気遣い」が作動しはじめると、ジャパリパーク的な「あり得ない楽園」の崩壊がはじまるように思う。)