2019-04-10

●今でもまだ、自分が高校生であるという夢をみることがある。しかしその場合、自分は学生だという自覚はあり、当然のことのように学校に通うのだけど、いざ学校まで行ってみると、自分がどのクラスに所属しているのかわからなくなってしまって(忘れてしまって)いることに気づくというパターンが多い。校舎の三階の、あのあたりに確か教室があったはずだけどなあと思いつつ、いまひとつはっきりしなくて、教室に入ってみて、ああ、ここではなかった、みたいな。あるいは、自分が所属しているはずのクラス(その教室)がまるごと消失してしまっている、とか。

おそらく、「毎日学校に通う」というその習慣、あるいは体感のようなものはまだ体の中に残っているけど、もはや学校生活の具体的な感触の多くが薄れてしまっているのではないか。幽霊のようなもので、なんとなくその場に所属している気はあるのだが、その所属の具体的ありようは消失してしまっている、というような感じ。