2019-12-14

●11月中頃から12月中頃にかけて、けっこう大変な仕事が二つ重なっている。この一ヶ月、近所のコンビニと、それよりは少し遠い、市立図書館の分館くらいしか外に出ていないし、人とはほとんど会っていない。

 (11月13日の東工大での講義以来、ほぼひきこもっている感じ。)

(正確には、この期間にはもう一つ、磯﨑さんの小説の挿絵の仕事もあったが、それは既に終わっている。)

ちょっと展覧会に出かけたり、映画を観たりするくらいの時間もないのかと言われれば、別にそれほどではない。実は、結果的には、ぼんやりネットで動画をみていたり、部屋で酒を飲んでいたりする時間の余白はかなりあった。ありすぎた、かもしれない。だが、頭のなかに余裕がないので---頭をあるモードのまま維持していないといけないので---余白の時間をまとめて「他の予定を入れる」「何か別のことを積極的にする」、というようなことが難しい。

(このような頭に余裕のない時は、昨日の日記に書いたような「落とし穴(通路の塞がれ)」に対する、当たり前の日常的配慮によるリカバリーが特にできなくなって---比喩的な意味での---ゴミがじわじわ蓄積してくる。)

ひきこもって一人でするような仕事---しかも、何時間あればだいたい終わるというような事前の予想がなかなかつけられない---をしていると、外から与えられた時間的なリズム(毎朝何時に出社、何時に誰かと待ち合わせ、あるいは何時に起きて何時に寝る、というような)がなくて、朝も夜もなく、オン・オフもないまま時間がのっぺりと茫洋にひろがるばかりだ。

そのような日々も、あと一日、二日で終わる。というか、締め切りなので終わらせないといけない。