2020-11-17

●今更という感じで恥ずかしいのだけど、『瘋癲老人日記』の「瘋癲」と、「フーテンの寅さん」の「フーテン」が同じ語だということをはじめて知った。たしかに音は一緒だけど、ビジュアルイメージが違い過ぎるから、今までこの二つが頭の中でつながることがなかった(「フーテン」は外国語由来の言葉かと思い込んでいた)。

最近、ちょっとでも疑問に思ったら「検索する(あるいは、辞書をひく)」ということの大切さを感じることが多い。どちらかというと、今まではそのようなこと軽くみていた傾向があり、反省している。

(それにしても、「1.精神の状態が正常でないこと。また、その人」と「2.通常の社会生活からはみ出して、ぶらぶらと日を送っている人」とを、同じ語であらわすというのは、なんと雑な認識なのか、と思う。)