2022/11/17

●ずいぶんと久しぶりにだが、「吉岡実全詩集」を引っ張り出してきて読んだ。読んだのは詩集「静かな家」に収録されている作品。内容的にはちょっと古びた感じもある(性的な含意が今ではやや紋切型に見える)のだが、形式的には、今、自分がやっていることと近いものを感じる(そうではないかと思ったから読んだのだが)。

「静かな家」の頃の吉岡実の詩の、行と行との関係が、ぼくの作品の、パーツとパーツの関係と似ているのではないかと思う。