2022/11/29

●夢の話。ぼくは床に体育座りのようにして直接座っている。床に寝転んでいる女性と話している。彼女は、知り合いの男性について心配ごとがあり、ぼくに、機会を見て彼を慰めてやって欲しいと言っている。しかし彼女は、話しているうちに徐々に床のなかに沈んでいってしまい、ついに床から顔の半分だけが出ているという状態になる。ぼくは、沈んじゃってるんだけど、もう少し出てきてもらわないと話しにくいよ、と言う。あ、ごめん、と言って浮かんでくるのだが、彼女は気を緩めると沈んでしまうみたいで、それからも床に沈みがちな感じで話を続ける。

●夢の話。体育館のような場所に、ぽつりぽつりと人が点在している。ぼくは、この後すぐに食事なのだけどなあと思いながら、支給されたものらしいおにぎりを食べている。近くにいる、見ず知らずの、キューピー人形のような顔の年齢不詳の男から、これ、美味しいですよ、と、飲み物をすすめられる。透明なガラス瓶に入った飲み物は色鮮やかで、透明な部分と白い部分と黄色い部分が分離している。飲みかけだったし気が進まないので無視していても、しつこくすすめてくる。仕方がないので一口飲んでみると、最初は何の味もせず、しばらくしてから甘みが広がってきた。キューピー男は薄ら笑いでぼくを見ている。キューピー男の傍らの男が、ああ、飲んじゃいましたね、と言う。キューピー男が、だんだん辛くなってきますよ、と言う。傍らの男が嬉しそうに、舌を切り離してしまいたいというくらいの辛みが、一日は続きますよ、と言う。

●夢の話。半分は覚めている。自分の体がベッドの上にあることは意識されている。しかし、目の前には、「想像した光景」というにはあまりに鮮明な像が広がっている。古い建物を改装した、広いレストランのようで、目の前のテーブルには料理が並んでいる。像は鮮明だが、「自分がそこにいる」と言う感じが全くない(自分はベッドにいる)。空腹を感じている。料理をとって口に入れても、匂いも歯触りもなく、空を噛むようだ。空を噛む仕草の、歯と歯が当たったカツンという衝撃で目が覚める。