2024-11-10

⚫︎けっこう漢字が読めない。というか、読める時と読めない時がある。たとえば「委ねる(ゆだねる)」という文字は、その時によってすんなり読めたり読めなかったりする。おそらく、普段本を読む時に、頭の中で音読していないということだろうと思う。

漢字は、音より先にダイレクトに意味がやってくる。だから、頭の中でいちいち音に変換することなく進んでいくことも多くなる。これは、誤字に気づきにくいということでもある。

「今回は仮を作ったと思って、次回はこちらを優先するようにしましょう」というような文を読んだ(原文そのままではなく改変してあります)。「仮を作る」というのは、なかなか面白い表現だと感心した。しかししばらくして、単に「借りを作った」という表現の誤変換に過ぎないと気づいて、ぜんぜん普通の面白みのない文だと、ちょっとがっかりした。一発で誤字と気づかないのは、音よりも意味が先に強くくるから、音を蔑ろにしがちだからだと思う(「蔑ろ(ないがしろ)」も読めたり読めなかったりする)。蔑ろにするというより、意味と音が分離していて、結びつきが強くないということか。