⚫︎リモートでVECTIONの会議があり、ぼく以外の人は誰も兵庫県が酷いことになっているということを知らなかったので、自分の知る範囲で概要を説明して、「民主主義ではやっぱダメなのではないか」みたいなことを冗談として話していたら、開票が始まって即当確が出て、「いや、これマジか…」という澱んだ空気になった。
今回の選挙について、「どうしてこうなった」のか、一体「どういうことになっている」のか、どのようなアクターたちが参画し、具体的にどのように動き、それによってどのようなアレンジメントが形成されたのか(ここでアクターとはアクターネットワークセオリー的なアクターで、人とは限らない)、議会や警察や司法というレベルから、ジャーナリズム、社会批評、そしてアカデミックな研究に至るまで、幅広い分野の、なるべく多様な視点から、事の顛末が、細かいところまで詳細に、徹底的して調査され、吟味され、分析がなされる必要があると思う。こういうやり方が、今後もこのまま通るとしたらヤバすぎる。
(従来通りの、通り一遍の取材や分析では、現状が正確に把握できるとは思えない。批評的言説よりまず実態の「詳細な調査」が必要だと思う。)
(SNSの拡散力とか、マスメディアへの不信とか、そういうことはもう既に驚くべきことではない。怖いのは、こんなにも簡単に黒いものを白いことにしてしまえるということのほうだ。)
(追記。黒いものは反転すれば簡単に白くなる。しかし、濃いグレーが薄いグレーになるには、間にいくつもの段階を経る必要がある。1と0との間には無限の段階があり、その間にある実数の多くは無理数である。真っ白でなければ黒であるという潔癖は、黒と対立しているから白であるという短絡に結びつき、嘘つきを利することになる。)