⚫︎下の画像は、竹橋の国立近代美術館が収蔵しているセザンヌの「大きな花束」(1892-95年)という作品。晩年のセザンヌの作品の中でも特にすぐれたものの一つで、よくぞこの作品を購入したものだ、と思う。
(画像は、美術館がこの作品を購入した当時、美術館のウェブサイトからダウンロードしたもの。自由にダウンロードできる状態にあったということは、自由に使用しても良いのだろうと判断しました。今はダウンロード出来ないみたいだけど。)
フィレンツェからバスで一時間半くらいはなれたモンテルキという小さな村に、ピエロ・デッラ・フランチェスカが描いた「出産の聖母」という壁画がある。これは、ぼくが今まで観た絵画の中で最も美しいと思ったものの一つだ。元々、村から少し離れた教会にあったものが、小学校を改装したという美術館に移されて、そこではこの作品一点だけが展示されている。他にこれといった観光資源もない小さな村に、この絵を観るためだけに多くの人が集まってくる。ぼくが行った時も、小さな美術館の前に何台もの観光バスが所狭しとひしめき合っていた。
セザンヌの「大きな花束」も、この作品一点を常設展示するためだけに、一つの小さな美術館があってもいいのではないかと思う。

⚫︎下の画像は、掬矢吉水さんがKENSOというバンドのアルバム「An old warrior shook the Sun」のジャケットのためにデザインしたもの。掬矢さんによると、四ヶ月以上かけて、AIと共同制作したそうだ。
ぼくは最近よく、この二つの画像をPCのモニターに並べて表示してみるのだけど、同じくらいの強さで拮抗していると思う。セザンヌの「続き」がここにあると感じる。
