⚫︎公開された『海辺へ行く道』(横浜聡子)のネットにあがっている感想をいくつかみていたら、「正方形に近い変わった画面サイズ」みたいなことを書いている人が何人もいて、今やスタンダードサイズはそんなにまで馴染みのないものになってしまっているのかと驚いた。「正方形に近い」という表現には衝撃的ななものがある(中には「正方形の画面」と言い切っている人もいた)。タイトルは忘れたが、昔、ソクーロフが作った本当に正方形画面の映画を観た覚えはあるが。
このサイズがスタンダードとされた時代が長かったのだけど、若い人は昔の映画とかあんまり観ないのか。小津とかも観ないのかな、と思った。
(追記。関係ないけど気になったこと。画面の縦横比(アスペクト比)ことを「画角」と言っている人がけっこういる。画角は、レンズが捉える対象の「範囲(角度)の広さ」のことで、画面=フレームの縦横比のことではない。ただ、「画角」という語にはどこか業界用語感があり、通っぽく響くので、なんとなく「使いたい」誘惑に駆られるのだろう。この言葉も「世界線」と同様、間違った意味で定着しそうな気配があるなあ、と思った。)