⚫︎『子どもの本を読む』と『ファンタジーを読む』(どちらも河合隼雄)を読み直したいと思って、図書館で、この二冊が収録されているはずの、岩波から出ている『河合隼雄著作集4 児童文学の世界』を借りてきた。帰って目次を見ると、アンリ・ボスコについて書かれた章がみあたらない。えっ、てなる。本を間違えたのかとも思ったが、間違えてはいない。最後の「解題」のところに、《なお、これら二冊の本をすべてまとめるのは紙数の都合で難しかったので、絶版になって手に入らないものなど、六篇を割愛した》と書かれている。え、そんなことある ? 、と思った。
(ちなみに、現在では、ボスコの『犬のバルボッシュ』は福音館文庫から出ているから、普通に買える。)
で、これだけなら仕方ないかという感じだが、さらに、その後に岩波現代文庫から出ている新装版(?)も、どうやらこの著作集に準拠しているらしく(河合俊雄〔編〕となっているが)、こちらにもアンリ・ボスコの章がないようなのだ。
(実物は確認していないが、紀伊国屋書店のウェブサイトに「目次」がある。紀伊国屋書店のサイトには基本的に目次があってとても助かっているが、出版社のサイトには目次すらないことが多いというのはどういうことなのか、と、いつも思う。)
だから、アンリ・ボスコについての章を読むためには、1991年に楡出版から出た『ファンタジーを読む』である必要がある。ぼくがたまたま最初に図書館で借りたのが、岩波現代文庫版でなく、楡出版から出たのもので本当に良かった。ウェブで検索して、タイトルを見てクリックして予約したので、同じタイトルの岩波版をクリックしてたとしてもおかしくなかった。
「河合隼雄著作集4」の目次。


楡出版版「子どもの本を読む」の目次。

楡出版版「ファンタジーを読む」の目次。
