⚫︎「攻殻機動隊」第3話。うーん、引き続きほぼ原作通りか。ただし、さすがにアクションシーンについては「原作通り」と言って済ますことのできないアニメ独自の膨らみがあり、それはさすがだと思った(神山版のタチコマに比べて、このフチコマは、どことなく洗練されていなくて「重たい」感じが良くでていたと思う)。
わざとやっているのだろうが、今回もまたギャグも含めて演出が古い感じなのが気になった。人形使い(もどき)とマレス大佐と情報部の役人(警察官 )が会話する場面を観ていて「ルパン三世」(第2シリーズ)を観ているような気分になった。
(これまでのアニメシリーズと原作とでは、草薙素子は「キャラが違う」というくらいの違いだが、トグサに関してはまったくの「別人格」というくらい違うんだよな、と改めて思う。今までのアニメを見慣れているので、原作に忠実なこのトグサにはかなり違和感がある。押井版「ゴースト・イン・ザ・シェル」ではトグサはあまり目立っていた印象はないので、アニメのトグサの人物像はS.A.Cの「笑い男」によって神山健治がつくったと言っていいのか。)
ぼくなどは、原作に忠実なら原作を読めばいいのではないかと思ってしまうが、原作のファンからすれば、今まで長いことずっと、これは違うんだ、これは別物で、本当の「攻殻」はこうじゃないんだ、という思いがあって、それがようやく、そうそう、これこそが「攻殻」なんだ、これなんだよ、という気持ちになるのかもしれないから、これはこれでいいのかもしれないと思うようになってきた。