●その前を通ると、お婆さんが、いつも二階のベランダから通りをぼんやりと眺めている家があった。外を見るのが楽しみで眺めているというより、どこか虚ろで、もてあます時間が耐えがたいといった感じで。通り過ぎるたび、その様子が心にひっかかった。今日、…
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