2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

●夜中から今朝までかかって、原稿を最後まで書いた(書き終わる前にインスタントコーヒーが切れなくてよかった)。朝方、雨の音を聞きながら、しばらく軽い放心状態。アルコールが欲しいが、ないので、ご飯炊いて食べる。昼前まで眠って、雨が上がっていたので…

●昨日の夜中じゅう原稿を書いていて、朝方に寝て、昼前に起きて、顔を洗うときに鏡を見たら、目が、ほんとに兎みたいに真っ赤だった。雨のなか、傘をさして散歩。その途中に銀行に寄るが、今日も出版社からの振込はなし(残高はついに四桁に!)。今日ないとい…

●作家論の原稿、後半への滑り出し。もともと、この作家について何か書きたいと思ったのは、後半で取りあげる系列の作品の一つを最近になって読んだからだった(雑誌掲載は2007年のもの)。前半で取りあげた作品(初期作品)については、以前から読んでいたし、書…

●昨日の夜中から今朝くらいまでで、原稿は半ばを越えた感じ(でも、既に30枚超えてる)なので、今日は仕切り直しで、書く日じゃなくて、読む日にした。もう一度改めて読み直して、後半への見通しを考える。 ●朝まで起きていて、昼前に目覚めて、ぼーっとした頭…

●探していた物が、絶対あり得ないっていうところから見つかる。なんでこんなところにあるのか。でも、見つかってよかった。ホッとした。見つかった物を友人に渡すために出かける。探すのに手間取ってしまって郵送では遅いから。電車に乗るのは何日ぶりだろう…

●ずっと原稿。ちょっとだけ散歩。最近、散歩の時にデジカメを持ち歩いているのだけど、散歩で撮った写真が2000枚ちかくになって、2GBのピクチャーカードがいっぱいになり、これ以上は撮影不能になる。プリントしたいがするお金がない。ピクチャーカードも買…

●昨日の昼過ぎからずっと、今朝の六時ころまで原稿を書いていた。まとまった作家論を書くのは去年の秋以来ということもあって、ずっと考えていたのだが、出だしのひっかかりがなかなか見つけ出せずにいたのを、強引に滑り出させた。散歩しながら考えた冒頭部…

●お知らせ。「國文学」2月臨時増刊号(特集 白・白・白--白は色ではない、抵抗である)に、『「絵画のなかの白い部分」をめぐる覚え書き--キャンバスの地の白』という文章を書いています。掲載誌が今日届きました。このような特集、このようなタイトルではあ…

●ディックの『パーマー・エルドリッチの三つの聖痕』で、主人公のバーニイがチューZという薬の作用で幻覚によって過去を再び経験している時、その世界のなかにいるバーニイはそれを幻覚とは意識せずに現実として経験しているのだが、そこでその幻覚を「現実…

●『にほんかいいもうとといぬ』(小林恵)では、犬の動きは速くて大きく、妹の動きは遅くて小さい。その、まったく異なる動きをする二者を、第三の人物であるカメラを持つ姉が、自らも動きつつ、その中間で媒介しているかのようにみえる。自ら進んで歩き、犬や…

●『にほんかいいもうとといぬ』(小林恵)は、妹と犬とともに海岸を散歩する作者が、それを手持ちのビデオカメラに納めたというだけの作品だが、それは決して、ありふれた日常を手持ちのビデオカメラで新鮮に切り取ったというような作品ではない。それは、例え…

●『にほんかいいもうとといぬ』(小林恵)をDVDで。これも、17日に『亀』の上映に行った時に、池田さんから、「これすごいですよ」といっていただいたDVD。本当にすごかった。圧倒されて言葉もないまま、4回繰り返して観て(10分足らずの短いものだけど)、少し…

●『ヒネモステ』(柏田洋平)をDVDで観た(DVDは、17日の『亀』の上映の後のトークイベントに出ていた柏田さんから直接いただいた)。これもとても面白い。同じ年の、同じ大学という狭いところで、これほど充実していて、しかもまったく似ていない二本の映画(『…

●昨日は朝まで起きていた(つまり今朝まで起きていた)ので、夕方まで寝てしまう。まだ真っ暗だが、空が黒から青にかわりつつあるというくらいの時間に駅に着き、コンビニに寄って部屋に戻った。普段コンビニをほとんど使わないので、たまに寄ると、お弁当コー…

●下北沢のトリウッドで『亀』(池田将)、二回目(http://homepage1.nifty.com/tollywood/2008/kame/kame.html)。二度目なので、だいたいの展開は知っているので、より細かいところまで観ることが出来て、一度目よりさらに面白く観られた。 それにしても、この…

●凝っているとかハマっているとかいうのではなく、きわめて表面的で無責任で薄っぺらな興味でしかないのだが、なんとなく占いが気になる。例えば、西洋占星術で根拠となり、「読まれる」べきテキストはホロスコープであり、それは、天動説時代の天空の惑星の…

●散歩の時間がどんどん長くなる傾向にある。去年も、冬はやたらと歩きまわっていたのだが、今年は去年以上にふらふらしている。今日は軽めにしておこうと思っても、気がついたら四時間くらい歩いていたりする。午前中の制作の時間を削って(というよりほとん…

●ここ最近、福永信と中原昌也の小説を少しずつ読み直していて、それで改めて思うのは、阿部和重ってやっぱすごく偉大なのだなあ、ということなのだった。勿論、福永信ははじめから福永信だし、中原昌也ははじめから中原昌也なのだが、この二人の小説は、おそ…

●引用、メモ。『ラカン派精神分析入門』(ブルース・フィンク)より。多分、フレームを前提としない、というのは、このようなことだ。可変時間セッションについて。 《「区切り」は患者がセッションを空虚な話で一杯にしてしまうのを阻止するための道具である…

●『おやすみプンプン』(浅野いにお)(1)〜(3)。ぼくは浅野いにおって絵柄もお話もかなり苦手で、この作品も噂には聞いていたし、複数の人からすすめられてもいたのだけど今までどうしても手がでなくて、でも今日、本屋に行ったら三冊並んであるのが目に入って…

●引用、メモ。『システムの科学』(ハーバート・A・サイモン)から。 《蟻が風波の跡をとどめた海岸を、苦労しながら歩いているのを見かけることがある。蟻は前進したり、小さな砂丘を登りやすいように右折したり、小石を迂回したり、仲間と情報を交換するため…

●空いた電車で座席に座って、向かいの窓の外を見ていた。外はなだらかな土地がひろがって建物もまばらで、ずっと先まで視線が伸びた。かなり先で低い山というか丘のように土地が競り上がっていて、その斜面に家がびっしり建ち並んでいる。冬の、低くから斜め…

●今年に入ってはじめて観た映画が『亀』(池田将)だったことは幸運だった。最近は、映画についての関心ばどんどん薄くなってきていて、映画館には『ポニョ』以来行ってなかったし、DVDやビデオすらほとんど観なくなっていた。年末に、ソクーロフを観ようと渋…

●昨日、下北沢トリウッドで観た『亀』(池田将)について。 男性の二十代というのは、なんというか「とりとめがない」感じだ。体力はあるし、いろいろやってみるのだが、やることにひっかかりというのか、手応えのようなものが感じられず、どこか空回りしてい…

●最近また、散歩の時にちょこちょこ写真を撮るようになった。とはいえ、お金がないので、デジカメで、しかもプリントもせず(出来ず)データのまま溜まってゆくばかりなのだが。それで、メモリーに溜まった千枚以上の写真のなかから、百五十枚くらい適当に選ん…

●父方の祖母は95歳だけど、耳が遠いほかは、足腰も頭もけっこうしっかりしていて、近所への買い物や墓参りくらいは一人で行ける。ただ、耳が遠いから(というより、耳が遠いことをいいことにして)、自分の言いたいことだけを言って、人の言うことを聞かない。…

●せめて元日くらいはアルコールを摂取しないようにしようと思った。でも、その分、コーヒーの量が増える。前に、コーヒーの量を減らすために、ノンカフェインのハーブティーのティーパックを買ってきて、二杯に一杯はこっちにしようと思ったのだが、ハーブテ…