2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

2024/05/31

⚫︎YouTubeでたまたま見つけてしまった、BS漫画夜話の吾妻ひでお『不条理日記』の回をぼんやりとみていて、ああ、松本人志って吾妻ひでおなんだな、と思った。 BSマンガ夜話 第14弾(2000年05月01日~04日放送分)第03夜 「不条理日記」 吾妻ひでお - YouTube…

2024/05/30

⚫︎『冬季限定ボンボンショコラ事件』(米澤穂信)。とても良い作品だとは思うが、ぼくが期待していた方向ではなかった。だがこの時、言い方に気をつける必要がある。意味は順番に依存する。良い作品だが期待していたものではなかった、という時、それは「期待…

2024/05/29

⚫︎この展示、少し気になる。今の自分のやっていることと、関係があるような、ないような。 https://www.doll-museum.jp/13050 大学が山の中にあった。渓流沿いのハイキングコースのような道があって、しばらく行くと小さな滝壺がある。八王子城が陥落した時…

2024/05/28

⚫︎外を歩いて風を浴びているだけで気持ちがいい。なんなら、窓を開けて風を浴びているだけで気持ちいい。一年の中でも稀有な季節。

2024/05/27

⚫︎『コインロッカーベイビーズ』の有名なあとがきの一節に、《全力疾走を何百回と繰り返して四二・一九五キロを走破するマラソンランナーのように書こうと思った》というのがあるが(うろ覚え、手元にある講談社文庫版には「あとがき」が載ってない、初期の村…

2024/05/26

⚫︎生きて行くためのトンチ。あらゆるものがつまらないとか、意味がないとか思ってしまわないように、自分に対して自分で変なイタズラのようなことをしてみる(変なことを考えてみる)。自分のしたこと(考えたこと)に思わず自分で笑ってしまう。芸術の制作はこ…

2024/05/25

⚫︎フォーマリズムは持たざる者のための思考だ、とぼくは考える。熟考された形式的思考と、思考を現実に結びつけるトンチ的な冴えがあれば、手近にあるものだけを使って何かしらの「観るに値する」ものを作ることができる(はず)。今回、6月6日から始まるOGU M…

2024/05/24

⚫︎『終末トレインどこへいく ? 』、6話まで。久々に観ているアニメシリーズ。1話、2話がぶっ飛んでいてすごく面白いと思ったのに対して、3話以降、エピソード部分がいまひとつ弱い感じではある。きのこ人エピソード、小人国エピソード、ゾンビエピソード(こ…

2024/05/23

⚫︎誕生日。赤飯を炊く。鯵の刺身を買う。この歳までのほほんと生きてこられたのは、ただひたすら運が良かったからとしか思えない。

2024/05/22

⚫︎竹内まりやの「純愛ラプソディ」という曲は割りと好きなのだが、今まで歌詞についてはほぼ意識しないで聴いていて、なんとなく他人の彼氏に片想いするような詞なのかと思っていた。しかし、ふと《とびこんだ/温もりは/他の誰かのものだけど》という言葉が…

2024/05/21

⚫︎お知らせ。6月6日から、OGU MAGで個展をやります。 inunosenakaza.com この展覧会では、8年前に吉祥寺の「百年」でやった「人体/動き/キャラクター」で展示した作品の延長線上にある作品も展示します。 前回の展示について。 note.com 前回の展示の時にや…

2024/05/20

⚫︎『蛇の道』に限らず、ぼくにとっては、黒沢清の1997年と1998年の作品はすべて、それ自体で過不足なく完璧な作品なので、それを今さら本人がリメイクするという事実を、なかなか受け入れられない(別の監督がアプローチを変えて、というなら分かるが)。たと…

2024/05/19

⚫︎寝る前に、お酒を飲みながら音楽を聴いていると寝るタイミングを逸してしまって、朝までどころか午前九時くらいになっていて、ヤバいもう完全に一日が始まっていると思いながら寝ることになることがある(でも、そういう時間こそが「生きてる」という感じが…

2024/05/18

⚫︎前にも書いたかも知れないが、キリンジの「エイリアンズ」を、ぼくは、ラブドールと暮らす男性の唄としか思えない。地方に住む30歳前後の男性。職場では、仕事はまじめにこなすが口数が少なく、付き合いも悪くて、なにを考えているか分からないとか言われ…

2024/05/17

⚫︎文房具絵画・紙を折りたたむ。

2024/05/16

⚫︎文房具絵画・紙を折りたたむ。

2024/05/15

⚫︎近くの川原で鹿を見た、という話を聞いた。丹沢から降りてきたらしい。丹沢はけっこう遠いのだが。 (検索してみたら、去年くらいからけっこう目撃されているようだ。ブログに写真を載せている人もいて、本当にうちのすぐ近くだった。親子で川の中洲に住ん…

2024/05/14

⚫︎『セザンヌの犬』に収録されている作品で、一番新しい書き下ろしの「右利きと左利きの耳」には、実在する舞台が二つある。一つは、四十年くらい前にぼくが通っていた神奈川県立大磯高校で、小説では「中学」になっているが、それ以外は、その周辺まで含め…

2024/05/13

⚫︎国立新美術館がうちの隣に引っ越して来てでもくれない限り、どうやってもマティスを観に行く時間を作れそうにない…。 ⚫︎『セザンヌの犬』について。最初に書いた「「二つの入口」が与えられたとせよ」が書けたことがとても大きかった。これは、依頼があっ…

2024/05/12

⚫︎展覧会の、展示するときに、使わないかもしれないが、使うことになるかもしれないので、ピン・クリップ(「ピンクリップ」と検索すると「ピンク・リップ」ばかりが出てきてしまう)を買っておこうと思ったのだが、今まで確か1300円で売られていたはずものが…

2024/05/11

⚫︎RYOZAN PARK巣鴨で、連続講座「アラカワ+ギンズを通して観る「近代絵画」」。ゲスト回を挟んで、連続講座も最終回。今回は、アラカワ+ギンズの作品を、入り口から慎重に入っていくという感じで、デュシャン、「意味のメカニズム」、「ボトムレス」、映画…

2024/05/10

⚫︎『セザンヌの犬』の帯文は、いぬのせなか座の山本浩貴さんが考えてくれたものですが、ぼくはこれがとても気に入っているというか、良い帯文を考えてもらって大変ありがたいと思っています。おそらくこういう小説であるはずなので、この帯文が気になった人…

2024/05/09

⚫︎「文房具絵画・付箋」(付箋、ラミネートフィルム)

2024/05/08

⚫︎お知らせ。5月19日に開催される「文学フリマ東京38」のいぬのせなか座ブースにて『セザンヌの犬』が先行販売されます。ぼくは「文学フリマ」にはかかわっていないのですが、本の「現物」がここで初出しされます。 bunfree.net c.bunfree.net ⚫︎「文房具絵…

2024/05/07

⚫︎お知らせ。約八年半ぶりの展示を、OGU MAGで行います。 タイトルは「bilocation/dislocation」。 期間は、6月6日から16日まで。月曜から水曜日は休廊で、木曜から日曜日に開いています。 前回、吉祥寺の百年で展示した「人体/動き/キャクター」シリーズの…

2024/05/06

⚫︎なんとか警察みたいなことは極力言いたくないのだが、フランク・ステラはミニマル・アートでもないし抽象表現主義でもない。これはたんなるレッテル貼りではなく、けっこう重要なことだ。抽象表現主義以降の画家であり、かつ、非ミニマリズムの画家で、そ…

2024/05/05

⚫︎アパートの部屋を二つ同時に借りているという夢をときどき見る。どちらも木造の、古くて狭い部屋だ。主に一方に住んでいて、もう一方は放置気味というか、普段は忘れていて、ときどき、後ろめたい過去を思い出すようにその存在を思い出す。この、やや後ろ…

2024/05/04

⚫︎国立新美術館のマティス展、とても良いという評判を信頼できる複数の人から聞くのだが、観に行くための時間を作れる気がしない。27日までだが、せめてあと一週間、長くやっていてくれば観に行けるのに。好評につき会期延長、とかないのかな。

2024/05/03

⚫︎お知らせ。本が出ます。タイトルは『セザンヌの犬』。小説集です。七つの短い小説が収録されます。一番古いものは2011年に書かれ、一番新しいものは2023年に書かれました。連作となっており、12年かかってようやく完結したことになります。これらの小説の…

2024/05/02

⚫︎アラカワ+ギンズ「意味のメカニズム」の一つのパネルについてのスライド。連続講義の四回目、「アラカワ+ギンズを通して観る「近代絵画」」のためのスライドの一部。