2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧
●「豪の部屋」でmekakusheという人をはじめて知って興味を惹かれ、YouTubeで探して曲を聴いてみたら、好きな感じのやつだった。 mekakushe - 泣いてしまう (Official lyric video) https://www.youtube.com/watch?v=vfSYAFRYr3U mekakushe - ばらの花 (Offic…
●スケールの問題。大雑把な言い方だが「大きな絵」を観る時、わたしの身体は絵からやや距離を取る。その時のスケール感は、建築のスケール、作品のスケール、そしてわたしの身体のスケールの三つの項の関係によって決定される。三つの項の関係から導かれるス…
●U-NEXTで『劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』。つづけて二回観たのだが、展開が分かった後で二回目を観ると、この作品の演出がいかに細かいところまで精密に作り込まれているのかが分かる。当たり前と言えば当たり前だが、ぼんやり観てい…
●北千住のBUoYで『うららかとルポルタージュ』(Dr. Holiday Laboratory)を観た。以下、まとまりのない覚え書き。 うららかとルポルタージュ – KARERA YAMAMOTO ●帰りの電車のなかで戯曲をパラパラ読んで、これをよくあの形にしたなあと思った。上演を観た後…
●おお、FANZA動画の成人映画のカテゴリで、鎮西尚一の『熟女 淫らに乱れて(スリップ)』が観られるようになっているのを発見した。ぼくはこの映画が本当に好きなのだが、今まではめったに観られなかった。これからはいつでも気軽にストリーミング再生できるの…
●三鷹のSCOOLで、佐々木敦さん、山本浩貴さんと、佐々木さんの小説『半睡』をめぐってのイベント(はじめての小説と「小説」の終わり---『半睡』と、その他の話---)。 家から三鷹はとても遠いので、はやすぎる終電を気にするのが嫌なので、阿佐ヶ谷に安いホテ…
●構造物
●東工大の講義、14回分すべて終わった。講義の途中で、期末レポートとは別の「講義で取り上げた作品でもっとも興味を惹かれたものを一つあげて、その理由を書いてください」という中間の小課題を出したのだが、学生に圧倒的に人気があったのがビオイ=カサー…
●構造物
●構造物
●東工大の講義、磯﨑憲一郎『世紀の発見』についてのスライドの一部、その二。 (スライドを80枚程度にまとめるとちょうど100分くらいなのだが、よい場面が多くて切るに切れなくて90枚を越えてしまった。)
●東工大の講義、22日の14回目で終わる。最後の講義は磯﨑憲一郎『世紀の発見』について。
●スキャナーによる展開(逆回転)。
●こんな夢を見た。数日後に自分が出演するイベントがあるので、接近中の台風の進路や進み具合が気にかかりながら眠りにつく(これも夢)。すーっと眠りに沈み込んでいくなかで、ちょうど今、台風の影響下の強めの雨が台湾に降り始めるのを、あたかもそこに居合…
●「無断と土」、「pot hole(楽器のような音)」を読んでから、改めて『半睡』(佐々木敦)を読んだのだが、つづけて読んで感じたのは、山本さんの仕事と佐々木さんの仕事との意外なくらいの共鳴だった。「pot hole(楽器のような音)」の冒頭には、《人間は他人を…
●山本浩貴「pot hole(楽器のような音)」(「ことばと」創刊号)。「無断と土」であれば、とてもハードで歯ごたえがあるとはいえ、読もうと思えばふつうに読むことが可能だ。たとえば、いきなり「詩」が出てきて、これをどう読むべきなのかと読みあぐねていると…
●「無断と土」(鈴木一平+山本浩貴)は、一方で大江健三郎や深沢七郎の系列に連なる「天皇制小説」として歴史に残り得る画期的な仕事であると同時に、もう一方では、荒川修作+マドリン・ギンズが構想した「共同性」の概念に明確な像を与えているという点でも…
●「無断と土」(鈴木一平+山本浩貴)をとりあえず最後まで読んだ。以下は、ざっと一読しただけの段階での雑な感想だが。 まずこの作品に要素としてあるのは、詩(演劇)、怪談、VRゲーム、そして天皇制であり、それらすべてを貫いているのが、(昨日の日記で引用…
●東工大の講義は22日まであるのだが、そのすぐ後、25日に佐々木敦さん、山本浩貴さんとのトークがある。 scool.jp 講義が終わってから準備したのでは間に合わないので、(講義の準備に追われているのだが)トークの準備も少しずつしておく必要がある。で、評判…
●昨日のつづき。下のスライドは、保坂和志「東京画」についての講義で使ったものの一部。
●講義の前日は、二回、リハーサルをする。一度目は、時間を気にせず、一度、最初から最後まで通してみて、その過程で、ざっくりと作っておいたスライドを手直ししたり、補足したりする。それで一応完成したスライドで、二度目は、100分にちゃんと収まるのか…
●アマゾンプライムに入会すると自動的にアマゾンミュージックも聴けるようになるのだが、プライムだけでは曲数に限りがあって、さらに料金を足してアンリミテッドに入会しないと、あの曲もないのかこの曲もないのか、という感じになる。とはいえ、今まで使え…
●「かかとを失くして」(多和田葉子)をすごく久しぶりに読んだが、改めて面白かった。ヨソモノ、女性、(貧しい国から豊かな国へ)金で買われてきた花嫁が、異国の地で出会う様々なとまどいと理不尽なことがら。リアリズムで書かれているのではないし、なにかを…
●東工大の講義、古典というか、既に歴史的評価が定まった二十世紀の海外作家の小説(の翻訳)を読んでいく授業から、そろそろ日本語で書く現代作家の小説に移行する。当初は、現代日本の小説家をできるだけ幅広く(といっても限界はあるが)学生に触れてもらいた…
●保坂和志の小説的思考塾。命、あるいは死について考える時に、「死ぬ間際の苦しみの姿」にとらわれてはいけないというのはとても納得できる話だった。「死ぬ間際の苦しみの姿」は、我々の感覚(五感、そして感情)にあまりにも強く訴えかけ、そしていつまでも…
●以下に引用するのは『ペドロ・パラモ』(フアン・ルルフォ)のなかでももっとも美しいと思う場面の一つ。まだ青年だったペドロの元に、ペドロの父の死が告げられる。 しかしこの場面は一筋縄ではいかない。この場面は、(1)既に死んでいるペドロの母親=幽霊が…
●Bunkamuraル・シネマで、ヴェンダースのレトロスペクティブをやるようだ。ただ、ヴェンダースは現役の映画作家で、けっこう旺盛に新作をつくってもいるのに、このレトロスペクティブで取り上げられる作品はすべて20世紀につくられたものばかりだというとこ…
●お知らせ。11月25日(木)に、佐々木敦さんの最初の小説『半睡』刊行にともなうトークイベントを、佐々木敦さん、山本浩貴(いぬのせなか座)さん、ぼくの三人で、三鷹のSCOOLで行います。19時スタートです。 「はじめての小説と「小説」の終わり---『半睡』と…
●メモ。『デビッド・リンチのホテル・ルーム』のエピソード3「Blackout」は、リンチの作品のなかでも最重要作の一つだと思うが、いまのところ、配信でも観られないし、大昔に出たVHS以外にはソフトも出ていない。だが、YouTubeでなら観られる。これはほんと…
●昨日の日記を書いていて思ったのだが、新劇場版「エヴァ」は、アスカとマリの関係を軸にしてリビルドすると面白くなるのではないだろうか。アスカの子供時代のトラウマに遡行するのではなくて、アスカの現在の闘いを描いていくような感じで。 「エヴァ破」…