2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧
●ラカン『アンコール』の翻訳がとうとう出るのか。講談社メチエからというのが意外だけど。 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784065153406 《そのセミネールの日本語訳は、1987年から着手されたが、パリ・フロイト派創設の時期にあたる1963-64年度の『精神…
●『この空の花 長岡花火物語』(大林宣彦)をDVDで観た。改めて観直してみると、思いの外きつかった。最初の一時間くらいはとても面白いと思っていたのだけど、その後の一時間半は、けっこうダレている感じもあったし、いくらなんでも説教臭すぎるというか、一…
●ジョセフ・コーネル展を観るために、久々に、佐倉にある川村記念美術館まで行った。コーネルは、やはり箱の作品が特に面白かった。
●引用、メモ。『絵とはなにか』(ジュリアン・ベル)より。保守的といえば、保守的なのだけど。 《(…)少なくとも十分に力強い絵の供給は、「絵の死」の時期を通じて途絶えることがなかったわけで、その理由は、専門的技術と設備と特別の仕事空間(つまり、アト…
●代々木公園で、保坂和志さん主催のお花見。 集合写真 https://twitter.com/HosakakazushiO/status/1111171910736338945
●イベントの翌日に、イベントを主催してくださった加地さんの店、100000t alonetoco.で買った本。 http://100000t.com/
●京都で、西川アサキさんをゲストにお招きして『虚構世界はなぜ必要か?』の刊行記念イベント。 会場のボンジュール現代文明は、雰囲気がよすぎて、まったりしてしまい、なかなか喋るテンションにならなかった。 http://bongenbun.com/
●引用、メモ。『非唯物論』(グレアム・ハーマン)より。 ●対象は、触発したり、されたりもできるが、「何一つなさないこともできる」。 《(…)非唯物論は様々な存在者を何か究極の構成をなす層に解消することなく、あらゆる規模を通して存在を認識するからであ…
●引用、メモ。『非唯物論』(グレアム・ハーマン)、「掘り重ねという危険」より。 《モノについての知識には基本的に二つしかない。つまり、われわれにはモノが何でできているか、そしてモノは何をしているか説明することができるという二つである。》 《われ…
●また面白いアイドルが。加納エミリ / ごめんね (Official Music Video) https://www.youtube.com/watch?v=20DJlV2YstI ●アイドルの面白さの重要な要素の一つの「やらされてる感」があると言われるけど、sora tob sakanaのよさは、その「やらされてる感」の…
●『野のなななのか』のかさねと、『花筐/HANAGATAMI』のあきねとを、同じ人(山崎紘菜)が演じているということに、ウィキペディアをみるまで気がつかなかった。全然印象が違っていたので。 『野のなななのか』のかさねは、割と単調に「若さ」を象徴するキャラ…
●『その日のまえに』(大林宣彦)をHuluで観た。この映画を、公開された2008年に観ていたら、受け入れられなかったかもしれないと思う。でも、『この空の花』以降の大林宣彦を観た上で遡行して観ると、その見方はかなり変わる。『この空の花』以降の三作はそれ…
●お知らせ。VECTIONとしての最初のアウトプットであるテキストが「ÉKRITS」に掲載されました。一つのGoogle Documentで共同執筆した(メンバー全員---西川アサキ・古谷利裕・掬矢吉水・もや---が同時に執筆、編集し、他人の書いた文章を無断で消したり上書き…
●『野のなななのか』(大林宣彦)をDVDで観た。なんといったらいいのか…、これもすごいな。 この映画は弘前劇場の長谷川孝治の「なななのか」(おそらく戯曲?)を原作としている。弘前劇場は一度だけしか観たことがないが、平田オリザ以降を強く意識した作風であ…
●さしあたって読もうと思っている本(前に買ったティモシー・モートンがまだ読めていないのだが…)。
●『ときめきに死す』(森田芳光)をDVDで。三十年以上前に観て以来だ。 近所のツタヤが三月いっぱいで閉店となり、在庫のDVDを安い値段で売っていて、もう既にかなり売れてしまってがら空きになった棚のなかで見つけて、えっ、こんなのあったんだと思って手に…
●デュシャンの「網膜的絵画」という言い方は不当なように思える。それは、自分の立場を正当化するために(自分の立場を押し出すために)、敵を想定して(名指すことで何かをひとまとめにグルーピングして、それを「敵」として立てて)、必要以上に(実態とは異な…
●中学生の頃から、YMOのアルバムといえば『BGM』が好きだったけど、最近になってとつぜん『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』がやけにかっこよく聞こえるようになって、いまさら、繰り返し聴いている。 『ライディーン』など、そのメロディーを知らない…
●今日、そこで。
●今日、そこで。
●『正しい日 間違えた日』(ホン・サンス)をDVDで。 一人の男と一人の女の出会いが、二つの異なるパターンで示される。一つは、「あの時は正しく、今は間違い」として示され、もう一つは「今は正しく、あの時は間違い」として示される。つまり、悪い例と良い…
●『クレアのカメラ』(ホン・サンス)をDVDで。ホン・サンスはこんな風にさらっとした映画もつくるのか。初期ヌーベルヴァーグの短編みたいな、さらっとしていて瑞々しくて、とてもよい感じ。それ以上でもそれ以下でもないとも言えるが、それ以上でもそれ以下…
●巣鴨で保坂和志のソロトーク、二回目。運命について、始まりと終わりについて、源流は濃いということについて、など。 書き写す、ということについても話されていた。吉増剛造は吉本隆明の『言語について美とは何か』をずっと書き写していて、もうすぐすべ…
●『夜の浜辺でひとり』(ホン・サンス)をDVDで。これはしみじみと良かった。最初のうちは、肩の力を抜いた感じで、キム・ミニをどう撮るのか、みたいな映画なのかと思っていたら、だんだんと引き込まれていき、最後にはうーんとうならされる。 いわゆる「夢オ…
●『それから』(ホン・サンス)には、三人の女と一人の男が出てくる(以下、ネタバレしています)。男は、社員が一人しかいない小さな出版社の社長でもあり、文芸評論家でもある。女の一人は男の妻で、もう一人は愛人だ。この三角関係が、この映画を形作る環境と…
●『それから』(ホン・サンス)をDVDで観た。ホン・サンス的と言うしかないような、絶妙に居心地の悪い(気まずい)空気を醸し出していて、どう受け止めてよいのか分からず、うーんとうなりながら所々苦笑、みたいな感じ。それはいつものホン・サンスの感じであ…
●『二百年の子供』では、大江健三郎の小説でいつも「ひかり」とか「あかり」と名付けられている長男が「真木」と名付けられており、いつも「真木」と名付けられている長女が「あかり」と名付けられているので、読んでいてどちらがどちらなのかを何度も混乱し…
●お知らせ。3月25日に、京都で、「虚構世界はなぜ必要か?」刊行記念のトークイベントをやります。ゲストは西川アサキさんです。 https://twitter.com/100000t_A/status/1102078968713293825 場所は「Bonjour! 現代文明」です。 http://bongenbun.com/ ●アニ…
●VECTIONのメンバーで、成蹊大学に「人工知能学会 金融情報学研究会」に聴講に行った。 ●文喫の「エクリ」のイベントには、個人としてだけでなく、VECTIONでチームとしても参加していて(VECTIONのテキストはまだ発表されていないが、近いうちにエクリに発表…
●二月に撮った写真、その二。