2008-01-01から1年間の記事一覧
●24日に横浜のSTスポットに神村恵カンパニーを観に行ったのだが、前にも書いたと思うけど、STスポットのあるSTビルは、ぼくが長い浪人時代、ほぼ毎日通っていた予備校のすぐ近くで、近くどころか、いつもその敷地内を突っ切って予備校に行っていた(ぼくの浪…
●渋谷のO-nestに、エキス・ポ祭を覗きに行った。というか、岡田利規、長島有、福永信のトークを聞いたらすぐに出て、近くのユーロスペースでソクーロフを観ようと思っていたのだが、ずるずると、大友良英とジム・オルークのデュオまで居てしまった。そのくら…
●昨日、下北沢に行って思ったのだが、井の頭線の下北沢駅のホームから、南口・北口方面(小田急線方面)へと向かう連絡通路の途中で、一度、建物の一階分の半分くらいの高さを階段で下って、そのすぐ先でまた降りた分だけ上がるという、ほんの二十メートルくら…
●下北沢のザ・スズナリで、富士山アネット『不憫』(作・演出・振り付け 長谷川寧)。まったく予備知識はなかったけど、神村恵カンパニーを観にいった時にもらったフライヤーのなかでなんとなく気になったから行ってみた。でもカンは外れた。ぼくにはまったく…
●散歩に出て、一駅はなれたマックで、友人の画家、井上実が来年の二月にやる個展の告知として、プレスに配布するためのリーフレットに載せる文章を書いていた。前に実物を観せてもらった出品予定の三点の作品を思い出してイメージし、本人からもらったDVDか…
●横浜の急な坂スタジオに、岡田利規と中野成樹の対談(「戯曲って何ですか?〜岡田利規と中野成樹の場合〜)を聞きに行く。この二人が、このテーマについて話すなら、絶対に聞きたいと思っていた。年末の押し詰まった時期のせいなのか、お客さんの数はそんなに…
●お知らせ。今年の八月に、大分の大分市アートプラザで行われ、ぼくも参加した、「零のゼロ2008」展の図録が、今朝、主催者の三宮さんから15部届きました。自作のプレゼンテーション用に、自分でも何部かは持っている必要があるのですが、基本的には、こうい…
●昨日の日記では、ダンスがその場で「消えてしまう」という側面を強調しすぎているかもしれない。もし本当に全てが消えてしまうのだとしたら、そもそもそれは作品とは言えない。それは何かを残す。というか、それが作品であるということは、そこに何か(イメ…
●昨日、観ることが出来た「配置と森」の余韻が体じゅうに残っている。すごい作品を観ると、身の回りのもの全ての見え方がかわる。というか、今までの自分は一体どこを、なにを見ていたんだ、と思う。普段なら、二時間か二時間半くらいでまわる散歩のコースを…
●横浜のSTスポットで、神村恵カンパニー「配置と森」。朝、佐々木敦さんのブログをみて、なんとなく気まぐれでぶらっと行ってみたのだけど、観に行って本当によかった。とにかく面白かった。ぼくがいままで観たダンスの公演で、一番強く、深い刺激を受けた。…
●ずっとやっていた大きな用事をなんとか期限内に終わらせることが出来て、ダンボール箱二つを部屋から送り出し、少しほっとしたので、しばらく映画を観ていないし、ツタヤで半額セールをやっているから何か借りて観ようと思って出かけたのだが、ツタヤの棚の…
●昨日の日記を書いていて思ったのだが、「占い」というのは「宇宙人好き系」と「幽霊好き系」が交錯する、とても興味深い領域なのではないか。占いの体系そのものは、個人の感情や欲望、記憶などとは切り離された、世界の自動的な運行の法則の追求のようなも…
●十二月は波乱の月で、今月にはいったとたん、心安らかではいられないようなことが、いくつか続けて起きた。とはいえ、これはいきなり降って湧いたように起こったことではなくて、その前数ヶ月から潜在的に進行していたものだったり、その時期の自分の行動の…
●昨日、今日と、ずっと原稿を書いていた。昨日は、朝起きて、午前中原稿。昼過ぎに用事があって駅前の喫茶店で友人と会い、別れてから、隣りの駅まで、雨のなか傘をさして散歩。以前、人から教えてもらっていた、あまり大きくないけど品揃えが面白い本屋(最…
●人はカネの話に弱く、カネの話は人の心を簡単に荒ませるように思う。陰惨な犯罪とか、通り魔的な殺人とか、そういう事件にも、確かにそれなりにショックは受けるし、時には犯罪者に共振したりもする。でも実は、人はそんなことでは簡単に心を荒ませたりはし…
●最近、見る夢が面白すぎる。面白すぎるので、目が覚めると軽くがっかりする。 今朝見た夢は、割合と物語的な一貫性があった。いろいろな幽霊が出ることを逆に「売り」にしている温泉旅館に何泊か宿泊する夢。一部屋につき一種類というのではなく、いろんな…
●ここのところずっとやっていた用事を、ほぼ終えることが出来た。まだ完全に終わったわけではないが、まあ、キツいところはほとんど終わった。 ●夢を見た。ぼくは小学生くらいで、二、三人で海岸で遊んでいると大きな波がきて、最初はそれほど大したことない…
●セザンヌ主義展の図録のはじめに、エミール・ベルナールの撮った、1904年のセザンヌの写真が載っていて、これはセザンヌの画集などには大抵載っている有名な写真なのだけど、今までそれをしげしげと見ることはなかった。しかし、ふと見てみたら、セザンヌの…
●ここのところずっとやっている、淡々とこなすしかない用事は、明日、明後日ちゅうくらいに終わらせてしまいたい。これをしている限りは、他のことは何も出来ないし(時間の問題というより「頭の余裕」の問題)、きちんと対応しなければいけないことにも頭がま…
●横浜美術館でセザンヌ主義展。セザンヌのした最も大きな「発明」は、おそらく、画面のすべての場所が絵具で埋められなくてもよいのだ、ということに気づいたことだと思う。このことの、もの凄く大きな意味を、セザンヌに影響を受けたとされる画家のほとんど…
●新国立美術館のピカソ展で感じた、ピカソの絵の「決まってなさ」というか、「無理している感じ」というのはどこから来ているのだろうか。ピカソにとって、描きたい対象とそれ以外の背景との分離というのは、おそらく生涯付きまとった大きな問題だったのでは…
●六本木の新国立美術館でピカソ展。あくまで「この展覧会を観て」の感想なのだが、すごく感じたのは、ピカソにとって絵画というのは基本的に身の丈にあっていないメディウムだったのではないか、ということだった。彫刻やレリーフ、コンストラクションのよう…
●朝は寒くて目が覚める。だからだいたい四時くららいには目覚めてしまう。その分、はやく寝る。このごろは十時頃には寝てしまう。ほぼ毎日、午前中たっぷり時間をかけて散歩しているので、最近、朝ご飯をちゃんと食べるようになった。ちゃんとといっても、ご…
●いろいろと差し迫ってきていて、そのためか、ちょっと浮き足立っている感じ。淡々とこなすしかない用事と、二十枚程度の原稿の締め切りとが、年末のほぼ同じ時期に重なっていて、こなす用事をする頭と、原稿を書く頭との切り替えがなかなか難しい。こなす用…
●これは他人の作品をみる時でも、自分で作品をつくる時でも同じだと思うけど、作品に接する時は、最大限に無防備にそれに接する必要があるんじゃないかと思う。エクスキューズが増えれば増えるほど、人は作品から遠ざかる。というか、作品というのは、人に無…
●お昼前くらい、父親らしい男性と、四、五歳くらいの女の子と男の子が歩いているのとすれ違う。父親がパンと手をたたき、「そうだ、マグロ丼食べよう、マグロ丼最高じゃん」というと、女の子が「わーい、マクドナルド、マクドナルド」とはしゃいで言った。 ●…
●甲州街道の銀杏並木は、毎日ものすごい量の葉を落としているのだが、いっこうに打ち止めにはならず、商店の人がきれいに掃除しても、翌日にはまた舗道は落ち葉で埋め尽くされる。イチョウの落ち葉は枯れ葉という感じではなくて、まだまだ水分をずいぶんと含…
●散歩してたら、隣りの駅の近くで、フリーマーケットというのか、路上に品物を並べて売っていて、でも売っているのはほとんどがガラクタというか、こんなのタダでくれるとしてもいらないよ、というか、お金払って引き取ってもらうしかないようなもの(やたら…
●「野生時代」12月号に載っている「つばめの日」(柴崎友香)を読んだ。散歩の途中で本屋に寄って買って、その近くのマックでコーヒーを飲みながら読み、帰り、午後から夕方までは、近所の喫茶店で用事をしていて、それが一段落ついてから、もう一度読み返した…
●ここのところずっと、稀に出かけたりはするけど、基本的には、午前中は散歩していて、午後から夜までずっと、喫茶店で粘って、今月末までにこなさなければいけない用事(何かを書いているわけではなく、もっとひたすら「こなす」感じの用事で、しかもそれな…