2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

2023/07/31

⚫︎昨日からのつづき、グレアム・ハーマン『ART AND OBJECTS』の第五章。引用部分の翻訳はChatGPTによる(修正なしのそのまま)。 ⚫︎クラウスは、これまで見てきた三人とは異なり戦後のフランス思想に強い関心を持つ。クラウスには構造主義的側面とポスト構造主…

2023/07/30

⚫︎グレアム・ハーマン『ART AND OBJECTS』の第五章。ここで扱われるのは、ハロルド・ローゼンバーグ、レオ・スタインバーグ、T・J・クラーク、ロザリンド・クラウス、ジャック・ランシエール。これらの人々の言説を概観し、オブジェクト指向存在論(OOO)の立…

2023/07/29

⚫︎ChatGPTに翻訳してもらいながら、グレアム・ハーマンの「DANTE'S BROKEN HAMMER」の第一章と「ART AND OBJECTS」の第五章を読んでいたのだが、「ART AND OBJECTS」を訳している時に、ChatGPTが唐突に「自分の意見」を言い始めたのでちょっと怖かった。 下…

2023/07/28

⚫︎なんとなくKindleストアを見ていて、グレアム・ハーマンの「DANTE'S BROKEN HAMMER(ダンテの壊れたハンマー)」という本を買ってしまった。ハーマンがダンテについて書いている。しかも「壊れたハンマー」はハーマンの理論のアイコンのようなものだ。で、気…

2023/07/27

⚫︎ちょっとした事情があって、自転車を買って、十年ぶりくらいに乗っている。十年前よりも確実に反射神経が衰えているということを十分に自分に言い聞かせて、ちょっと過剰なくらいに気をつかった安全運転だ(目も悪くなっているし動体視力だって…)。車の多く…

2023/07/26

⚫︎お知らせ。noteに「わたし・小説・フィクション/『ビリジアン』(柴崎友香)といくつかの「わたし」たち」というテキストを公開しました。2017年「早稲田文学」の「作られゆく現実の先で・ポスト真実/人工知能時代のフィクションをめぐって」という特集号に…

2023/07/25

⚫︎図と地は不可分であろう。図が決まれば地が決まってしまうし、地が決まれば図のありよう(可能な図の範囲)も決まってしまう。だから、「図と地の構造」を支えている、さらにもう一つ背後にある〔「図と地の構造」の地〕が問題である。おそらく荒川+ギンズ…

2023/07/24

⚫︎「キューティーハニー」以外は全然知らなかったけど、倖田來未、普通にかっこいいんだな。すごいな(それにしても「Shake Hip!」が最高で、何度もMVを繰り返し観てしまう)。 倖田來未-KODA KUMI-『LIT』~ 20th Year Special Full Ver. ~ - YouTube 倖田來…

2023/07/23

⚫︎U-NEXTで『王と鳥』 (ポール・グリモー)を観た。確かにこれはすごい。こんなアニメーションが50年代初頭に既にあったのか。宮崎駿の想像力の六割くらいはこの映画から来ているのではないか。というか、「カリオストロの城」はほとんど『王と鳥』のリメイク…

2023/07/22

⚫︎一昨日から、倖田來未の米米クラブカバー曲(「Shake Hip!」)を繰り返し何度も聴いてしまっている(一昨日の日記参照)。今更だが、倖田來未の声は素晴らしいな(ガチソウル系の人とは発声が違う感じだが、演歌成分が入っているということなのだろうか)。MVも…

2023/07/21

⚫︎クラウスの『ポストメディウム時代の芸術』を読んだ。クラウスの言っていることは分かるし、ある程度納得はするのだが、でも、なぜブロータースなのかというところが今ひとつ分からなかった。サブタイトルが「マルセル・ブロータースの《北海航行》につい…

2023/07/20

⚫︎ヤバいDJ屋さんというYouTubeアカウントに引っ張られて、ノスタルジーモードで一日が過ぎた。 素晴らしい(なぜかビーチボーイズが混じっている)。シンバルズ、改めて素晴らしいな。そしてカジヒデキは革命。 vol.2★★渋谷系 定番曲 MIX★★(全盛期~ポスト渋…

2023/07/19

⚫︎趣味的に全く受け付けられないという人もいるかもしれないが、「マルドロールちゃんのうた」の最近の動画は凄すぎないだろうか。特に最新の動画が驚くべきものだと思う。「本の紹介」なのだが、前衛的な映像作品でもあり、新しい形の「批評」でもあり、「…

2023/07/18

⚫︎ジェーン・バーキンは1984年に、ドワイヨンの『ラ・ピラート』とリヴェットの『地に堕ちた愛』という二本の映画に出ている。この一年で、俳優としての一生分以上の仕事をした、と言えるのではないか。 (『ラ・ピラート』はDVDを持っているが)『地に堕ちた…

2023/07/17

⚫︎ふと思い出したので覚え書き。先週の保坂さんとの対談で山下さんが、演劇をやっていて、大嫌いな奴を演じさせると、誰でもがすごくうまく演れる、自分としても、大嫌いな奴をフィクションのネタにできると、それによって少し許せた感じになる、実際に会う…

2023/07/16

⚫︎『さすらいのボンボンキャンディ』(サトウトシキ)をU-NEXで。懐かしい感じ。懐かしいとは、ちょっと古いかなあということでもあり、最近、こういう感じはあまりみないということでもある。 主人公を好きになるとか共感するとかでもなく、主人公の成長なり…

2023/07/15

⚫︎『逃げた女』は驚くべき映画で、一つ一つの場面を息を呑むように観たのだが、『イントロダクション』はそこまですごくはない感じで、面白いと言えば面白いが、手ぐせと言えば手ぐせかなあと思いながら観ていたのだけど、最後でやられてしまった。 ⚫︎まずは…

2023/07/14

⚫︎『イントロダクション』(ホン・サンス)をU-NEXTで。なんでこんななんということもないものに、こんなに動揺させられるのか。ホン・サンスの映画のあまりに生々しい「夢」のリアリティは、ちょっと他ではみたことのないようなものだ(『アバンチュールはパリ…

2023/07/13

⚫︎『同志アナスタシア』を観直してから、改めてもう一度『ザ・ミソジニー』(高橋洋)を観た。これはある意味、(1)「母を殺したのは娘」説(主に河野和美によって担われる)と、(2)「母は組織の生贄にされた」説(主に中原翔子によって担われる)の間の抗争があり…

2023/07/12

⚫︎『同志アナスタシア』の第一部の途中までは、我々は「オルガを演じるモスフィルムのスター」を演じる太田路を見ているが、第一部の最後の場面からは、「《アナスタシアを演じるオルガ》を演じるモスフィルムのスター」を演じる太田路を見ることになる。 こ…

2023/07/11

⚫︎『同志アナスタシア』(監修・高橋洋、第一部監督・篠原美望、第二部監督・高橋洋)。アナスタシア・ニコラエヴナは、最後のロシア皇帝ニコライ二世の娘で、十月革命の時にボルシェヴィキによって一家全員が殺害された。しかし、なぜかアナスタシアだけは生…

2023/07/10

⚫︎ミシンを使ったソーイング動画をYouTubeで観ている。服を作るところは見ているだけで本当に楽しくて、いくらでも観てしまう。今、自分が作っているいろがみの作品の延長として、型紙を使ってミシンで布を縫い合わせる作品を作れないだろうかとぼんやりイメ…

2023/07/09

⚫︎巣鴨で、保坂和志 「小説的思考塾 vol.12 対話篇 + 山下澄人」。山下さんの『おれに聞くの?』刊行記念。以下は、話されたことの要約や紹介ではなく、話を聞きながら考えたこと。 ⚫︎まず、本題とはあまり関係ないAIの話をちょっとだけ。我々が使うことので…

2023/07/08

⚫︎『ザ・ミソジニー』で、母の存在の秘密を宿す「開かずの間」は、後半になってあっさりと開かれ、平坦な陰謀論が展開される場(舞台)となる。そこには、屋敷の外からやってくる陰謀はあるが、もはや部屋の内に隠された秘密はなく、深淵もない。それによって…

2023/07/07

⚫︎『旧支配者のキャロル』(高橋洋)を久々に観た。観ているだけで胃がキリキリ痛むようなエグい権力闘争の話。「人は潰されるのではなく、ただ自分で潰れるだけだ」などと生意気なことを言う若い女(松本若菜)を、前の世代の女(中原翔子)が、じゃあやってやろ…

2023/07/06

⚫︎ようやくU-NEXTで『ザ・ミソジニー』(高橋洋)が観られた。とても面白かったのだが、挑発的なタイトルに反して、高橋洋の作品としてはミソジニー要素はかなり薄めというか、ホラーというよりも「演じる」ということのヤバさの方に関心の重心が移ってきてい…

2023/07/05

⚫︎『水星の魔女』の、説明を最低限に抑えてどんどん進んでいく感じは、観る側の読解力と想像力とを尊重するという態度だと思う。要素をギチギチに詰め込んでいるような展開は、決して足りない尺に無理やり詰め込んでいるのではなく、むしろ、詰め込むことに…

2023/07/04

⚫︎吉田喜重のフレーミングの不思議さというのは、観ていればなんとなくわかるのだけど、モンタージュの不思議さについては、ただ映画を観ているだけではなかなか掴みにくいので、ちょっとだけ描き出してみた。 『煉獄エロイカ』の冒頭近くの場面。岡田茉莉子…

2023/07/03

⚫︎『水星の魔女』、24話(プロローグを含めると25話め)。こんな完璧な最終回があるのかという驚き。VECTIONのきくやさんは「水星の魔女」は「新古今和歌集」だと言っているが、唯一欠点があるとすれば「綺麗にまとまり過ぎている」というところか。とはいえ、…

2023/07/02

⚫︎三鷹SCOOLで「面とはどんなアトリエか?」、第三回。「版なき世界の「面」について」。 ⚫︎七里圭さんの話を聞いていて、「版」という問題設定によって問われているのは、技術的、あるいは物質的な問題であるというより、「権威への信頼」の問題であり、また…