2000-02-01から1ヶ月間の記事一覧

腕時計の日付けが狂っていて、3月1日になっている。 目覚ましテレビの星占いカウントダウンで、双子座7位。『不注意によるミスをしそう』 大通りに沿って植えてある太いいちょうのごつごつとした幹の表面に、こびり付くように生えている濃い緑の苔が、朝…

朝、起きて、そのまま髪を切りにゆく。 今日初めて知ったこと。動物占いの動物は、全部で12種類あって、ペガサスなどの架空の動物も混ざっているらしい。(美容師情報) 帰って、午前中のうちに、溜まりまくっていた洗濯物の処理。妙に暖かいので、やたらと…

昨日、『戦後の思想空間』を読みながら思っていたことは、歴史的な過去の事柄に関する分析や記述には、とても強い説得力を感じるのだけど、ことが現在に近づくにつれ、何やら理論の構造が空疎なものになり、そこに強引に整合した理論を当てはめようとして、…

国公立大学の入試、前期日程の2日目。用事で大学の近くを通ると、生協のやつとかいろいろなチラシをもらってしまう。さすがに入試当日なので予備校のパンフレットは配ってなかった。でも、帰りの時間には配ってるのかも。ぼくは受験生時代が長かったので、…

早朝の空、ぎりぎりに低い高度で、ゆっくりと飛行する、基地へと向かう米軍機。 眠い。いくら寝ても眠い。なんでこんなに眠いのだろう。ちょっとした空き時間、壁際に寄り掛かって、座り込み、そのまま少し眠ってしまったり・・・。(寒さで、目を覚ます。) …

郵便局まで歩いてゆく途中に、『どっかーん。また泥棒だ、すぐ110番』『ほらあの家に泥棒が、はい110番』とか、そんな感じの手書きのポスターが、あちこちの塀や電信柱にべたべたと貼ってあるのを見た。確か1週間くらい前は無かったはずだから、この短期間…

前にも同じような事を書いたけど、とても激しい怒りを感じて目が覚める。目が覚めたとき、あまりに自分が興奮しているので、どうかしてしまったのではないか、と思ったほど。頭に血が上っていて、ハアハアと息も荒くなっている。しかし、目が覚めた時点で、…

朝、6時ちょっと前の空の色。濃くて鮮やかな群青色で、しかも恐ろしいくらいに透明感がある。ちょっと非現実的な色。こんな色、いままで見たことがない。生まれて初めて。つい、つい、小沢健二みたいに『神様はいると思った』とか、言ってしまいそうになる…

風がとても冷たい。一時、空の色が春に向かうような、ややぼけた感じの青になっていたのだけど、ここのところの寒さで、また、冬らしい厳しく濃い青になった。ビルのガラス面に映っている空の青は、実際の空よりも濃く青く見える。 昨日、東京地方には、大雪…

雪の降っている寒い朝に、家へと向かって電車を待つホーム。こんな日に限って、乗り換え時間の連絡が悪く、長い時間吹きっ晒しのなかに立つ。電車に乗っている時間より、待ち時間の方が長いと、なにか理不尽だという気持ちを持ってしまう。こんな風に思うの…

『きみのこの耳と、ぼくを見ているその目が、きみの中ではつながっているという実感はあるかい? それが全部、ひとつの自分だなんて信じられるかい? 驚くとはそういうことさ』( 星野智幸「 溶けた月のためのミロンガ 」) ホームページ、依然不調のまま。どこ…

どうもホームページの調子がおかしい。部分的にページが真っ白になってしまったり、途中までしか表示されなかったり。改めてアップロードをし直そうとしても、ホストコンピューターに拒否されてしまう。理由がよく分らない。昨日の夜中じゅうと、今日の午後…

早朝。高いところから、まだ誰もいない工事現場を見下ろす。格子状に組まれた巨大な鉄筋で出来た骨組み。地下深くまで掘り下げてあるのが分る。あちこちに張られている落下防止のための幕。むき出しの鉄パイプの足場。動きの全く止まってしまっている、高く…

濃い色の空。冷たい空気。乾燥する唇。小鳥が地面に落ちた木の実を鋭く尖った嘴でつついている。霜のために、もこもこ盛り上がってしまった地面。緑地のなかにある池の、水かさが、かなり減っている。ドローイングに使うための木の枝をひろう。これは、モチ…

北風の強い、とても寒い日。上空で風がごうごうと音をたてている。蕎麦屋の旗がばたばたなびくし、ネジの緩みかけた交通標識がぎしぎしいっている。パーカーのポケットに手を突っ込み、ニットの帽子を被って、背中を丸め肩をいからせて、早足で歩く。吹きっ…

銀座に出る。今澤正・展、加藤学・展、その他。 今澤君の作品は、突き抜けたというか、開き直ったというか、そういう清々しさがあった。ここまで堂々とキャッチーな絵を描いてしまうのか・・・。勿論、キャッチーで清々しくはあっても、単純に出来ている訳で…

テレビの上のシクラメンが枯れている。 久しぶりに、バスに乗る。晴れたいい天気の日に、時間に余裕があって乗るバスは、すごくいい感じ。電車とも、自家用車とも違う、独特の速度感。身体に感じる振動。大きな車体がカーブを曲がる時の運動感。両側についた…

目が覚めてお湯を沸かそうとしたら、コンロの火がつかない。何度やっても駄目。 仕方ないので近所のコンビニまでライター買いに走る。午前6時前。まだ暗くて寒い。ライター102円(税込み)。帰りも走る。走りながら、妙に気持ちがいいので、ジャージとか買っ…

浅い眠り。あまりよく眠れず。 朝、テレビで見て初めて3連休だということを知る。考えてもれば、大学に入った年から10年以上ずっと緩やかに休日がつづいているようなもの。こんな人生でいいのか。 電車のなかで『雑草物語』(大島弓子)を読んでいたら、急…

溝口の「 祇園の姉妹 」を観る。これは凄い。完璧というか文句のつけようのない傑作。昭和11年って、戦前だ。西暦にすると何年だ、えーと、1936年。うーん。 山田五十鈴、そうか、これが山田五十鈴なのか、と、納得。これは大女優だわ。ほんとに。幾つくら…

人はどのようにして何かを知ることができるのか。というか、何かを知ることとは、どういうことなのか。 何かを知るには時間がかかる。そのものの傍らにいて、長い時間を過ごす。時にはそのものの傍らにいる、ということさえ忘れてしまったりもしながら・・・…

DLPという新しい映写機があって、フィルムを使わずにデジタルなデータだけで映画が上映できるらしい。フィルムをプリントするコストを削減できる・・・、うーん、とうとう映画館からもフィルムが消えてしまう日が近いみたい。まあ、撮影という点は別とし…

今日はよく晴れてあたたかい。緑地を覆っていた木の葉のほとんどが落ちてしまったため、いつもは暗くて湿っている足元にまで、あかるい日が差している。それほどきつくない坂道を登り下りするだけで、汗ばむ程の陽気。そういえば一年くらい前にここで、多分…

そろそろ花粉が飛びだしたのか、鼻がぐずぐずする。まだ、それほどひどくはないけど、これからが思いやられる。杉だけでなく、檜にも反応するので、これから5月始めくらいまで、鬱陶しい日々。まだまだ寒いっていうのに。 CDショップで床屋でライブハウス…

目が覚めると、もう夕方。 朝方に、あまりに寒くて一度目が覚めたのと、昼過ぎに、電話でもう一度起こされただけで、ずっと眠っていた。電話の内容はちゃんと憶えているし、メモもとってあるので、あれは夢ではなく、現実だった。 伸びっぱなしの鬚も剃らず…

ゲリラになった男、足立正生の監督した映画『女学生ゲリラ』(1969)を観た。アホといえばアホだし、甘っちょろいといえば、甘っちょろいのだけど、こういうアナーキーな無邪気さというか、幸福感のようなものには、どうしても惹かれてしまう。この時代の映画…

1. 絵を描くということは、イメージを操作する技術というより、どちらかというと事物を加工する技術だったりする。ただ、絵画の場合、その事物が特殊な物体であって、平べったかったりする。 ある「 事物 」にぼくの「 身体 」を介入させることによって「 加…

駅前の自動車修理工場の解体は、ほとんど終わり、二台の巨大なショベルカー(正確には何というのか知らないが、ショベルカーのアームの先が大きなペンチのようになっているもの)が向かい合って、瓦礫をさらに小さく砕いている。かなり道路に近い場所で作業し…

カイエ・デュ・シネマ・ジャポンに載っていたティエリー・ジュスによる黒沢清のインタビューより。 『僕個人で言えば、生活している上で自分を縛っているいろいろな記憶ですね、それからは解放されたいと素直に思っています。』 最近の黒沢作品の鬼気迫る感…