2021-05-16

●お知らせ。 Spotlight (日本語)とmedium(英語)に、VECTIONのアカウントをつくりました。ガバナンスにおける権力分立の望ましいあり方について考えるエッセイを、週一のペースで公開することを目標にしています。長いエッセイを、少しずつ出していきます。 S…

2021-05-15

●『今ここにある危機とぼくの好感度について』、第三話。変わらず、現実や権力のあり様を単純化、紋切り型化しすぎていることで、批判の論点がブレてしまって、何が言いたいかよく分からなくなっているように思うのだけど。ただ、松坂桃李のキャラはだんだん…

2021-05-14

●『大豆田とわ子と三人の元夫』、第五話。 この回でまずすごいと思ったのは、「気づき」という状態を発生させるための、未来へ向けた伏線ともいうべきものの機能だ。もやもやっとした予感を生成し、そのポテンシャルが上がっていき、ある時、ふっと「気づき…

2021-05-13

●以下は、ぼくが以前書いた「「ふたつの入り口」が与えられたとせよ」という小説の一部分です。「群像」2011年4月に掲載されています。これは、はじめて公的に発表できた小説で、他分野の人の書いた短編小説を掲載する「新鋭短篇競作」という企画として依頼…

2021-05-12

●以下は、ぼくが以前書いた「ライオンと無限ホチキス」という小説から取り出した二つの断片です。「群像」の2012年4月号に掲載されています。 http://gunzo.kodansha.co.jp/10050/12507.html あなたたちがいなくなって何年になるだろう。あの日、ギャラリー…

2021-05-11

●おお、《atelier nishikata(小野弘人+西尾玲子)の作品集》が出るのか。長島明夫さんのツイートより。 《【メモ】来年5月30日発売予定で、atelier nishikata(小野弘人+西尾玲子)の作品集が予約販売されている。著者はミースやアドルフ・ロースの研究者…

2021-05-10

●思弁的空間性と思弁的身体性。下に引用するのは、以前ぼくが書いた「グリーンスリーブス・レッドシューズ」という小説の書き出し部分。異なるスケール感の共立、言葉が発せられてから届くまでの距離(伝聞的空間性)の伸縮と混線、主客の混交、仮定と確定の混…

2021-05-09

●最近は、一万円で本三冊買えない。たとえば、3850円の本、1980円の本、4840円の本(税込み)を買うと、もう一万円を越えてしまう。ただ、この一年以上は、交通費と飲み会代の支出が大幅に減ったので、割と躊躇無しに本を買うようになった。

2021-05-08

●なるほど。激辛好きの人のことも、激辛なものを我慢して完食するみたいな動画がYouTubeに沢山あることも、意味がよく分からなかったのだけど、そういうことなのかという納得があった。 《リリーさんが病んでたとき、どんな料理にもタバスコかけまくるぐらい…

2021-05-07

●最近のアイドル曲をYouTubeで聴く(情報はほとんど「アイドル三十六房」から)。 MIC RAW RUGA(laboratory)/SEE YOU(Let's Dance) https://www.youtube.com/watch?v=gvnOdAe-jSY Newruru 「透明ロンリネス」MUSICVIDEO https://www.youtube.com/watch?v=q9s1…

2021-05-06

●neteはいろいろ評判の悪いプラットホームになってしまったけど、74本も記事を投稿していて、これを全部移動させるのは面倒なので、しばらくはnoteへの投稿を続けるつもり。で、そのnoteの全体のヴュー数がようやく10万を越えた。切りのいいこの機会にリンク…

2021-05-05

●『大豆田とわ子と三人の元夫』、第四話。こんな展開あるのか、という驚きの回。市川実日子は、誘拐される人であると同時に誘拐する人でもあった、と。また、今回はじめて松たか子の「労働」が描かれなかった。 今回の中心にいるのは市川実日子だと言えるが…

2021-05-04

●八年ぶりくらいに書いた小説を、ある雑誌が掲載してくれそうで、とてもうれしい。掲載はまだかなり先になるようだけど、うれしいので書いてしまうのだった。 原稿用紙換算で三十数枚のごく短い小説で、八年前くらい前に「群像」に掲載された四つの短篇小説…

2021-05-03

●毎年、五月になると、毎日、かなり多量の文章を読み込み、それにかんする少なくない量のテキストを書くが、それは公表されることなく、おそらく数人の目に触れるのみだ。それでお金がもらえることと、稀に、幸福な出会いがあるということがモチベーションと…

2021-05-02

●『大豆田とわ子と三人の元夫』というドラマ本体には「泣く」要素はほとんどないのだが、エンディングでこの曲が流れると毎回泣きそうになってしまう。 STUTS & 松たか子 with 3exes – Presence I feat. KID FRESINO (Official Music Video) https://www.you…

2021-05-01

●『今ここにある危機とぼくの好感度について』、第二話を観た。 確かに、このドラマの制作者たちとぼくとでは、「現実に対する苛立ち」を共有してはいると思う。だが、フィクションをただ「苛立ちの共有の確認」としてだけ用いるというのは、フィクションに…

2021-04-30

●『疾風怒濤精神分析入門』(片岡一竹)を読んでいると《ことほど左様に》という言い回しがでてくる。94年生まれだという若い筆者からこのような言葉が出てくることを意外に感じた。ぼくは、現在の人でこの言い回しを使う人を菊地成孔くらいしか知らない。グー…

2021-04-29

●『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』、五話まで観た。たとえば、庵野秀明にはヴィジョンはあるがロジックはない、のではないか。ぼくが『シン・ゴジラ』にいまひとつ乗れないのはそのためだろうと思う。円城塔は、ゴジラを「存在させる」ためのロジック…

2021-04-28

●『大豆田とわ子と三人の元夫』第三話、角田晃広回。おそらくこのドラマで元夫たちが離婚した松たか子にいつまでも執着するのは、彼女との過去は「良いもの」であるが、その良さは一方的に松たか子によって与えられたもので、自分はそれに対して何も返すこと…

2021-04-27

●テレビドラマが、ある程度「わかりやすさ」や「お約束」「紋切り型」に譲歩しなければいけないということは理解する。分かりやすい物語をみてすっきりしたいという欲望に奉仕することを要請されているだろう。とはいえ、『大豆田とわ子と三人の元夫』を観る…

2021-04-26

●けっこう身近なところでコロナに感染した人が出たようだ。具体的には書かないが、友人の友人の友人、というくらいの近さの人(つまり、間に二人を介して繋がる関係の人、ただ、この「間の二人」はかなり近い関係)。友人の友人くらいの近さの人が濃厚接触者…

2021-04-25

●良い評判を聞いたので期待して『今ここにある危機とぼくの好感度について』、第一話をU-NEXTで観たけど、ぼくは駄目だった。まず、主人公の松坂桃李が、小泉進次郎を安易にいじったようなキャラで、ベタすぎるというか、ひねりがないと感じたし、世界はそん…

2021-04-24

●『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』の一話、二話をNetflixで観た。円城塔によるゴジラ。今のところ、ゴジラ要素よりSF要素の方が強め。さすがというか、当然というか、SF設定が濃くて隅々まで隙が無い感じ。本格的なSF感のあるアニメは最近あまりなかっ…

2021-04-23

●聞いた話。下水には「雨水」と「汚水」の二種類があって、通常は別々に処理される。「雨水」は、(量的な制限が必要な場合はあるとしても)そのまま川や海などの環境に戻しても問題はないが、「汚水」はきちんと処理した上で、環境に戻さなければならない。し…

2021-04-22

●萩尾望都の本、つい読んでしまった。特に熱心なファンというわけでもないのに、興味本位で首を突っ込んで他人のデリケートな事情をのぞき見してしまった罪悪感が強く残る。 (とはいえ、この本から最も強く感じられたことは、語られている個々の出来事よりも…

2021-04-21

●kiki vivi lilyの声が好き過ぎる。 kiki vivi lily - ココロオドル with nobodyknows+ (Official Music Video) https://www.youtube.com/watch?v=-LPyKQKjnp8 kiki vivi lily / Brand New (Session at Red Bull Music Studios Tokyo) https://www.youtube.c…

2021-04-20

●『大豆田とわ子と三人の元夫』、第二話。今回は岡田将生回。このドラマに軽さ(軽やかさ)を生んでいるのはおそらく、松たか子が三人の元夫の誰かと復縁するという(湿った)展開になる可能性がほぼないということを確信させる雰囲気を松たか子が出していること…

2021-04-19

●保坂和志の「小説的思考塾 配信版 vol.3」の話題で強く興味を感じたのは、卵としての過去という話だった。ドゥルーズは、ニワトリが産むのは卵だが、卵がニワトリになるとは限らない(突然変異で「別のものになる」可能性がある)とし、卵が先かニワトリが先…

2021-04-18

●保坂和志の「小説的思考塾 配信版 vol.3」で、話のマクラとして使うために「人は人に対して、どのように、権力・支配力・優位性を行使するか」という資料が配付されたのだが、これはとても重要なものだと思った。はっきりと分かりやすい立場や力の差がある…

2021-04-17

●(昨日の補足) 『はるか、ノスタルジィ』の印象は、とにかく「しつこい」。音楽がしつこいし、ナレーションがしつこい、謎解きがしつこい、のだが、なにより「切り返し」がしつこい。そんなに何度も切り返しする? 、この場面もまた切り返しなの? 、と思って…