2020-09-20

●「無名アーティストのWildlife」が来年の一月で消滅してしまうので、日記だけでなくテキストも少しずつ別の場所に移動させていこうと思う。 まず、次の三つのテキストをnoteに移動した。 「地縛霊とモンスター/事前と事後 」(ツァイ・ミンリャン『楽日』、…

2020-09-19

●こんな音源があったのか。当時、すごく観に行きたかったけど、すごい競争率だった。「ヘンタイよいこ白昼堂々秘密の大集会」。1982年。坂本龍一が田原俊彦の曲を歌っている。 忌野清志郎・坂本龍一・矢野顕子・CHABO・どんべ・鈴木さえ子 LIVE AT 品川プリ…

2020-09-18

●ソネットからメールがきていて、来年一月でホームページのサービスを終了すると知らせてきた。来年の1月28日の15時を過ぎたら、データが消える、と。 「偽日記」は、1999年の11月に、ソネットの提供するU-Pageというサービス上につくられた「無名アーティス…

2020-09-17

●正義の表現の量的制限についてのメモ(思いつきのレベルだが)。 表現の自由は重要だ。なにかを表現することに対するリスクが高くなり過ぎると、人々は自由にモノが言えなくなって危険だ。しかしもう一方で、表現に対するリスクが低くなりすぎても危険なので…

2020-09-16

●今更という感じだけど、ちょっと前に「進次郎構文」というのが話題になった。小泉進次郎が、なんとなく意味ありげな語彙を使いながら、結局、空疎な、同語反復的な、何も言っていないに等しい発言をする、と、軽く馬鹿にするようにネタにする。別に、小泉進…

2020-09-15

●チャンネル登録者数が百万人を越えているYouTuberの動画を観ていて、その人が「ホンマに」と言った時に、「本間に」と字幕が出て、ああ、誤変換のチェック漏れなのだろう、と思っていたら、次に「ホンマに」と言った時にも「本間に」で、その後もずっと「本…

2020-09-14

●『王国(あるいはその家について)』の最後にかかっていた曲が、とても印象深かったのだが、これか。 (コメント欄を見て、この映画の英語タイトルが『Domains』であることを知った。) Grim - Heritage (1987) https://www.youtube.com/watch?v=6wdOSJb4MFA …

2020-09-13

●(『王国(あるいはその家について)』について、もうちょっと。) この映画には、カットの終わりにカチンコが写っているカットがいくつかある。カチンコにはおそらく、シーン番号、カット番号、テイク数などが書かれている。このことがまず示すのは、この映…

2020-09-12

●(ちょっと、昨日の付け足し、というか、言い直し) 『王国(あるいはその家について)』(草野なつか)の、元々のテキスト(脚本)がどういうものだったのかは分からないが、おそらくそのおおよその感じは、映画後半のテキスト読み下し(いわゆる「本読み」)の場…

2020-09-11

●新文芸座による24時間限定「上映同時間」配信で、ずっと気になっていた『王国(あるいはその家について)』(草野なつか)をようやく観た。これはすごかった。興奮した。 https://domains-okoku20200911.peatix.com/view 演劇でもなく、映画でもない、その間…

2020-09-10

●加納エミリの新作、よさげ。 加納エミリ / 朝になれ Asaninare (Short ver.) 2020.9.25 Digital Release https://www.youtube.com/watch?v=QlA2VLq6JIA&feature=youtu.be ●宮野弦士がスタッフから抜けたあとのフィロソフィーのダンスは……、うーん、なんとい…

2020-09-09

●Netflixで、『ビー・バップ・ハイスクール』(那須博之)を久々に観直した。85年の映画、原作は83年から。楽しかった。この映画の、実際に走る電車のなかでの乱闘(橋の上を走る電車からそのまま川へ落下)みたいな場面は、もう二度と撮影できないだろうと思う。…

2020-09-08

●最近、ヒカシューの公式チャンネルに、四十年前の動画(MV)がアップされていた。これをきっかけに、1980年に聴いていた邦楽の動画を探した。13歳だった年。ぼくにとってビッグバン的な年。 ↓ヒカシュー、クラフトワーク。 HIKASHU/THE MODEL ヒカシュー/モデ…

2020-09-07

●お知らせ。今月は、『文學界』の「新人小説月評」だけでなく、『群像』に、磯﨑憲一郎『日本蒙昧前史』の書評を書いています。タイトルは「使命と孤独」です。 この原稿の校正刷りが返ってきたときに、編集者から、この作品が谷崎賞を受賞したことを知らさ…

2020-09-06

●以下は、「ユリイカ」の大林宣彦特集に載っている、山本浩貴(いぬのせなか座)「ただの死がもたらす蘇生した〈軋み〉」から、『転校生 さよなら あなた』について書かれた部分の引用。この部分を読みながら、『転校生 さよなら あなた』という映画の異様さを…

2020-09-05

●『MIU404』における「悪」としての菅田将輝の像に近い存在として、すぐに頭に浮かぶのは『ガッチャマンクラウズ』のベルクカッツェだろうか。自分の物語を語ることを拒否する---背景や文脈が空白である---という点では、九十年代の黒沢清の映画(『地獄の警…

2020-09-04

●『MIU404』最終回。なるほど。八話と九話で、(一線を越えた)小日向文世と(踏みとどまった)綾野剛という形で、二人の別々の人物として示された「二つのあり得た可能性(スイッチの切り替え可能性)」が、最終回では、並行世界的な(「シュタゲ」の---物理学的に…

2020-09-03

●『らせん』(飯田讓治)を、実ははじめて観た。『リング』、『リング2』、『リング0 バースデイ』と展開していく貞子(1)とは別の、『リング』、『らせん』と展開していく貞子(2)の物語。(2)といっても、こちらの方が原作に忠実なのだろう。 いまごろになって…

2020-09-02

●『MIU404』に出ていた村上虹郎の母親がUAであることを知った。九十年代終わり頃にはUAをわりとよく聴いた。 UA(ウーア)太陽手に月は心の両手に https://www.youtube.com/watch?v=X3YOmas-pis 数え足りない夜の足音/UA (Video Clip) https://www.youtube.…

2020-09-01

●『ねらわれた学園』(大林宣彦)を観た(U-NEXTで)。81年の公開当時、この映画が大好きだったのだが、今回は途中でかなり退屈しててしまった(大林宣彦とは合わなかったのか、薬師丸ひろ子の扱いが---小林聡美や原田知世とくらべて---ちょっとぞんざいではない…

2020-08-31

●欠落していたゼロ年代の大林宣彦の穴を埋めていく作業をぽつぽつとしている。『なごり雪』(2002年)と『22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語』(2007年)を観た。どちらも、伊勢正三の曲を原案とした映画で、大分で撮影されたという点で共通している(「大分三…

2020-08-30

●『MIU404』、第十話。ますます「攻殻」っぽくなってきた(最後に、部署解体の危機が訪れるというパターンも踏襲されている)。Netflixの新しい「攻殻」シリーズよりも、こちらの方がずっと「攻殻」っぽい。次回が最終回だそうだが、菅田将暉がどのような人物…

2020-08-29

●安倍首相が辞任というこのタイミングで、多くの人が、社会的(集団的)意思決定装置としてのQV(Quadratic Voting、二次の投票)について真剣に考えるようになってくれないものか、と思う。一人一票という制度はあまりに粗雑過ぎる。 https://furuyatoshihiro.h…

2020-08-28

●「他人の時間を奪う」ことを極端に悪とするような価値観には抵抗していきたい。まあ、程度問題ではあるけど。たとえば、無駄な会議や付き合い的な飲み会を嫌う、というくらいは分かるとしても、遅刻に厳しい人や、わかりにくい(とりとめのない)話をする人に…

2020-08-27

●『理由』(大林宣彦)で気がついた(気になった)ことを備忘録的に書いておく。以下に書かれることは、『理由』という作品の本流にかかわることではなく、あくまで傍流のひとつにかかわることである。 『理由』は、事件の当事者たちが、事件を事後的に振り返る…

2020-08-26

j●たまたまみつけたのだが、これはなかなかすばらしいのではないか。ボーカルの合って無さがむしろ味わい深くしているように思う(三曲目の「PAPER DOLL」ではけっこうハマっているように思う)。 山下達郎(copy) from早稲田ロッククライミング https://www.yo…

2020-08-25

●引用、メモ。『やってくる』(郡司ペギオ幸夫)より。以下の部分は、第一章、第二章に書かれていることの要約(というか、重点)と言えるところで、とても重要なことが書かれていると思う。 《私は、パジャマのような服を着せられた「ねこ」を見たことがありま…

2020-08-24

●U-NEXTで『勝手にしやがれ!! 脱出計画』を観た。ひさしぶりに観て意外に思ったのは、黒沢清としては例外的だと思うのたのけど、この作品では映画の舞台と実在する土地とが積極的に結びつけられていた。 まず、「谷中ぎんざ」という商店街の名を示す看板がフ…

2020-08-23

●今まで信じてきたものが足元からがらがらと崩れ落ちるような画像が…。 《彩色されていたギリシア・ローマの彫刻が白い状態であることを概観した記事。白の美しさを説いたヴィンケルマンの考えがゲーテに受け継がれ、白人至上主義やモダニズムの純粋主義に歓…

2020-08-22

●『MIU404』を観てて思ったのだけど、今後もし「攻殻機動隊」の新シリーズがあるとしたら(現在進行しているシリーズもまだ終わっていないのだが)、脚本を野木亜紀子に書いてもらうことを希望したい。きっと魅力的な「敵(悪)」をつくりだしてくれるのではない…