2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

2019-10-31

●「意識」をどのように定義するのか、あるいは、外からそれをどのように測定するのか。また、生殖によって生まれた「脳」と、幹細胞から培養された「脳」との間に、「人権」の重さの違いを認めてよいのか、など、難しい問題を、科学の進歩によって、突きつけ…

2019-10-30

●お知らせ。台風のために延期になっていた、井上実展のアーティストトーク(井上実×古谷利裕)を、11月3日(日)に行います。場所は、聖蹟桜ヶ丘のキノコヤ、二階。時間は18時30から。予約不要(要ワンドリンクオーダー)です。 https://www.facebook.com/events/3…

2019-10-29

●ふと気づいたのだが、この「偽日記」という「ウェブ日記」がはじまったのが1999年11月5日で(当時はまだ「ブログ」という言葉はなかった、もしくは一般的ではなかった)、もうすぐ丸二十年になるのだった。 ぼく自身の年齢も、三十代、四十代と過ぎていき、五…

2019-10-28

引用、メモ。『超人の倫理』(江川隆男)、第四章「超人の原理」より。 ●自由意志の否定 《人間は、一般的には自由意志によってより善く定義されると言えます。ところが、人間は実は「自由意志」(free will)といった能力をもっているわけではありません。》 《…

2019-10-27

●引用。メモ。『超人の倫理』(江川隆男)、第三章「超人の認識」より。 ●遠近法主義とは 《認識とは解釈が固定化したものです。認識よりも解釈の根源性を主張するのがニーチェの「遠近法主義」(Perspektivismus)です。》 《私たちは、日常的には認識と解釈を…

2019-10-26

●引用、メモ。『超人の倫理』(江川隆男)、第二章「超人の身体」より。 ●心身の「相互作用論(デカルト)」と「並行論(スピノザ)」 《(デカルトに代表されるような)心身の相互作用論では、精神と身体との間には実在的な因果関係が成立していると考えます。つま…

2019-10-25

●引用、メモ。(昨日からのつづき)『超人の倫理』(江川隆男)より。 ●超人とは 《(…)ここで言われる超人とは、人間とは別の、新たな来るべき人種のことではありません。私はここで、「超人」をある意味で人間のなかにしかない或る種の働き、すなわち倫理作用の…

2019-10-24

●『超人の倫理』(江川隆男)に、小津安二郎が言ったとして、次のような言葉が引用されていた。 《どうでもよいことは流行に従い、重大なことは道徳に従い、芸術のことは自分に従う。》 ●この「流行」「道徳」「自分」という切り分け方がとてもおもしろい。そ…

2019-10-23

●「ラッコの家」(古川真人)を読んだ。(この作家としては)ちょっと軽めな感じで、とてもよかった。タツコさん(タツコさんの家)シリーズとして連作化してくれるといいな、と思った。 (単行本に同時に収録されている「窓」も、内容的につながりがあるので、連作…

2019-10-22

●最近、YouTubeに、昔の日本映画がまるっと一本アップされているのをみつけることがあるのだけど、あれは、権利関係とかちゃんとクリアしているものなのだろうか。 そういう一本として『お嬢さん』という映画があった。1961年の大映の映画で、原作が三島由紀…

2019-10-21

●『ラブホテル』(相米慎二)。ここ十年かそれ以上、ずっと観直してみたいと思っていたのだが、レンタル店などではソフトが見つからなかった。それがU-NEXTのラインナップにあったので観た。 相米だからかっこいい映画には違いないのだけど、正直、これで一体…

2019-10-20

●『1R1分34秒』(町屋良平)。難しい小説だと思った。つかみどころのない文章で、どう読んだらよいのだろうと探り探り読み進めるのだけど、とうとう最後まで、「こんな感じかなあ」というような読み方の呼吸を掴めないままだった。 それで、これはもう一度最初…

2019-10-19

●お知らせ。「樫村晴香 ソロトーク vol.2(聞き手 保坂和志・山本浩貴)」があります。(10月23日追記 満席になったそうです。) 《樫村晴香ソロトークをもう一度だけやります。今回は、私と山本さんからの質問に樫村さんが答える時間を30分くらいみて、樫村さ…

2019-10-18

●WINKが「500miles」のカヴァーをしていたなんて知らなかった。 WINK(相田翔子・鈴木早智子) 背中まで500マイル https://www.youtube.com/watch?v=wgOwqtKPWgQ ●「500miles」をカヴァーしたWINKの曲のカヴァー。もともと、この動画を見つけたことで、WINK…

2019-10-17

●アトリエから。

2019-10-16

●アトリエから。

2019-10-15

●引用、メモ。グルーヴについて。『響きあう身体 音楽・グルーヴ・憑依』(山田陽一)、第二章「グルーヴィーな身体」より。 ●グルーヴ、ゲシュタルト、パルス。 《(ヴィージェイ・)アイヤーによると、グルーヴにもとづく音楽の特徴は、規則的で、実質的には等…

2019-10-14

●RYOZAN PARK巣鴨で、台風で延期になっていた、保坂和志「小説的思考塾 vol.6」。今回のテーマは「樫村晴香の思考」。以下に書くことは、保坂さんが喋ったことの要約とかではないです。 保坂さんは「樫村の思考では、世界を問うことのなかに、世界を問うてい…

2019-10-13

●もはや、『台風クラブ』がリアルではない時代になってしまったのだなあと思った。『台風クラブ』において台風は、少年や少女たちの感情の爆発的な発露と同期するような、死への予感を含む祝祭感をもった「適度なカタストロフ」であると思うのだが、今では台…

2019-10-12

●台風の予想進路をみると、住んでいるところにぴったりと直撃なので、危機感をもっていた(実際には、少しズレたが)。 そうはいっても、さしあたって出来ることは何もないし、本を読むなりなんなり有意義なことをしていればいいのだが、結局は、台風が通過し…

2019-10-11

●今日、そこで(台風前日)。

2019-10-10

●お知らせ。10月12日から、聖蹟桜ヶ丘のキノコヤではじまる井上実展に寄せてテキストを書きました。タイトルは、「月や空が大きいのでもなく、草の露が小さいのでもない 井上実の絵画」です。 井上実展@キノコヤ https://www.facebook.com/events/570210896…

2019-10-09

●お知らせ。VECTIONによる「弱いアナーキズム」三部作が公開されました。基本的には西川アサキさんが書いた草稿を、四人による共同編集で仕上げました。以下、「本文への誘い」的な抜粋。 https://vection.world/ ●①「日本人の不毛な働き方を激変させる?「…

2019-10-08

●あまり期待することなく、なんとなく『昭和歌謡大全集』(篠原哲雄)をU-NEXTで観てみたのだが、はじめから低い期待の、さらに下をいく面白くなさだったが、「ああ、これは駄目だなあ」と思いながら(こんなところでご都合主義的に市川実和子や原田芳雄のキャ…

2019-10-07

●YouTubeに、筒井康隆の有名な短編小説を原作とした「熊の木本線」というドラマがアップされていて(石田純一主演の、かなり古いドラマだ)、ぼくは原作を読んでいないので、どんな話なのだろうと思って観てみた。奇妙な話というよりも、文学というものの典型…

2019-10-06

●今日、そこで。

2019-10-05

●(にわかの思いつき程度のメモ) アイドルにとってまず重要なのは、キャラでも、ルックスでも、スキルでも、コンセプトでもなく、曲の良さと、曲と声(歌唱法)とのマッチングで、それ以外の要素(キャラ、ルックス、スキル、コンセプト、あるいはパフォーマンス…

2019-10-04

●アイドルは、掘っていくと(掘るといってもYouTubeでだが)奥が深い。 Negicco / 圧倒的なスタイル 2008 https://www.youtube.com/watch?v=1gwe5yzrG3Q Tomato n'Pine - キャプテンは君だ! 2010 https://www.youtube.com/watch?v=YXQvhgOVrmU https://www.yo…

2019-10-03

●今日、そこで。

2019-10-02

●お知らせ。聖蹟桜ヶ丘のキノコヤで井上実展が開催されます。期間は、10月12日から12月1日まで。 井上実展@キノコヤ https://www.facebook.com/events/570210896849472/ 展示の初日、10月12日(土)に、井上実さんとぼくとでオープニングイベントとしてトーク…