2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧
●お知らせ。noteもぼちぼち更新しています。 note.com ●スキャニングによる版画の試み。
●スキャニングによる版画の試み。
●スキャニングによる版画の試み。
●昨日の続き。『荒野の女たち』について、昨日の日記で触れられなかったことがある。この映画にでてくる7人の女性のほとんどは、社会のなかに居場所を持てなかったか、社会のなかで癒しがたい傷を負わされた人たちで、そうする以外に選択肢はなかったという…
●『荒野の女たち』。ジョン・フォードの遺作を、実ははじめて観た。フォードの最後の作品が、まるで怒れるフェミニズムの闘士がつくったかのような映画であることに驚く。ひたすら苦く、地獄のような世界が展開されるこの映画をすばらしいと言っていいのか分…
●『デビッド・リンチのホテル・ルーム』は1993年につくられた3話からなるオムニバス。その3話目の「Blackout」はリンチの作品のなかでも重要だと思うのだが、現状ではソフトを手に入れることがほぼ出来ない。こういう場合は仕方がないと自分を納得させて、Yo…
●今更だがティン・パン・アレー (キャラメル・ママ)がやばい。探していろいろと聴いてしまう。 雪村いづみ&キャラメル・ママ(細野晴臣、鈴木茂、松任谷正隆、林立夫) https://www.youtube.com/watch?v=sPOdGXJbSTA 私自身(いしだあゆみ&ティン・パン・ア…
●エリア・スレイマンが2009年につくった『The Time That Remains』という映画をYouTubeで観ることができる。ただしこの動画の概要欄には《I do not own any rights to this movie.》と書かれているが…。 スレイマンは、2009年にこの映画をつくってから、2020…
●『セブン・デイズ・イン・ハバナ』のエリア・スレイマンのバート(「木曜日 初心者の日記」)をアマゾンプライムで観た。今、配信で観られるスレイマンは、『天国にちがいない』とこれだけだ。 『セブン・デイズ・イン・ハバナ』は、ハバナの一週間を7人の監…
●クーピーペンシルで落書き(書類の裏に)。
●これから寝る朝。
●スキャニングによる版画の試み(しかし、途中でスキャナーが壊れたっぽい)。
●『東京戦争戦後秘話』(大島渚)をU-NEXTで観た。高校生の時、『戦場のメリークリスマス』の公開があって、そのタイミングで確か巣鴨(ではなく千石、記憶違いだったらしい)の三百人劇場というところだったと記憶しているが、大島渚の特集上映があった。高校生…
●おしらせ。『文学ムック ことばと vol.5 ことばとわたし』が届きました。 「騙されない者は彷徨う」(タイトルはラカンのセミネールからきています)という短篇小説を書いています。 書かれている「できごと」の95パーセントが実際にあったこと(実際に見た夢…
●保坂和志の小説的思考塾vol.7。今回、なんといっても迫力があったのは、さんざんハイデガーについて肯定的に語った後に、最後に、ハイデガー(ハイデガーのもつある種のマッチョ性)に対する疑問について語ったところ。《ハイデガーには「人は何をなしうるか…
●《映画を作るのは私たちではなく、世界のほうが悪い映画として私たちに現れるのだ》と書いたのはドゥルーズだが、世界中がとんでもなく「悪い映画」となってしまったような現状に抵抗するやり方として、さし当たって「よい映画を観る」ことくらいしか思いつ…
●映画をYouTubeで観てしまうことには常に後ろめたさが伴うのだが、ずっと観たいと思っていても観る機会のなかった作品を観ることが出来るとなったら、誘惑には勝てずに観てしまう。 リヴェットの13時間ちかくもある大長編『OUT 1』の最初の三時間ちょっと(Ep…
●朝(これから寝る)。
●「新潮」5月号で「霊たち」(三国美千子)を読んで、「新潮」の2021年2月号を引っ張り出してきて「骨を撫でる」(三国美千子)を読んだ。 (「青いポポの果実」は未読だが)これら二作は「いかれころ」とあわせてサーガを形成していると言っていいと思う(人物名が…
●朝(これから寝る)。
●ブレッソンの『白夜』は、ブルーレイでソフトが発売されているがその値段はとんでもなく高騰してしまっている。しかし、YouTubeでなら英語字幕付きで観ることができてしまう。 『白夜』はブレッソンの映画としては例外的に口当たりがよい。若い男女の恋愛の…
●アピチャッポンの『光りの墓』には、眠り続ける病に陥った若い男性の兵士と、ボランティアでその世話をする中年の女性、眠り続ける兵士の「夢」を見ることができるというシャーマン的な若い女性が出てくる。そして、シャーマン的な女性は、兵士の夢を見てそ…
●引用、メモ。『映画とは何か』(三浦哲哉)、第三章「ブレッソンの映画神学」から。「受肉=表徴」において、オリジナルは時間的に後から来て「余型」に過ぎなかった意味を完成させる。 《パスカルは、彼が親交を結んだポール・ロワイヤル修道会の宗教思想家-…
●『光りの墓』(アピチャッポン・ウィーラセタクン)をブルーレイで観た。これはもう映画というカテゴリーでは捉えられない、まったく新しい何かなのではないか。昨日の日記で『ミークス・カットオフ』について《息を呑むような緊張で、息をつく余裕もなく》と…
●『ミークス・カットオフ』(ケリー・ライカート)をU-NEXTで観た。息を呑むような緊張で、息をつく余裕もなく最後まで観て、100分程度の映画だが、終わってどっと疲れた。『ウェンディ&ルーシー』の次がこの作品で、ここから少し作風がかわるのかなと思った…
●引用、メモ。『映画とは何か』(三浦哲哉)、第二章「パザンのリアリズム再考」から。 ●「想像的なもの」の自律(即自的存在)、としての映画 《パザンは、批評を書き始める一九四〇年代、三人の作家から決定的な影響を受けた。ピエール・テイヤール・ド・シャ…
●お知らせ。昨年の11月に上演された、Dr. Holiday Laboratory 第一回公演『うららかとルポルタージュ』の記録集に、「パンとパン屑(全体を想定しない全体)について」というテキストを書きました。 (下の目次の画像は、山本伊等さんのツイートをスクショした…
●お知らせ。『Jodo Journal 3 [特集:距離と創造性]』が、浄土複合のオンラインストアでは買えるようになったみたいです(書店への配本は4月中旬とのこと)。「桂離宮とバイロケーション(柄沢さんとの思い出とその作品について)」というテキストが掲載されて…
●一筆書きで描かれた顔。
●『ユリイカ』(青山真治)を改めて観たいけど、配信もないしDVDは高騰してるし(近所のレンタル店は全滅してしまったし)なあと思っていたら、地元の図書館にDVDが置かれていた。 20年ぶりくらいに観たと思うのだが、『ユリイカ』はほんとにすごいのだな、とい…