2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧
●今期は、深夜アニメで面白いものがみつけられていないので、以前、西川アサキさんから教えられたゲームのプレイ動画を観ている。西川さんが言うには、ここ五、六年で観たあらゆる映像作品のなかで最もすごいものだ、と。「デモンズソウル奴隷兵縛り 剣は折…
●休日の青山のオシャレ系のカフェで、中年男性ばかり四人が集まり、延々八時間にわたって哲学や数学や人工知能の話をしていた(午後3時から11時まで)。最後には(酔ってもいないのに)、人類を幸福にする方法がみつかった!、とか大きな声で言っている集団。八時…
●今期の深夜アニメは、まだおもしろいものが見つけられていないので、『げんしけん二代目』を観直しているのだけど、つくづくすばらしいと改めて思う。ぼくにとってのこの作品のクライマックスは、斑目がふられる場面ではなく、その前の、文化祭に波戸くんの…
●『MOTHER』(楳図かずお)をDVDで観た。まず、二つのことを思った。(1)「顔」の重要性。(2)世界の原理としてのトラウマ。(1)は、この作品を表現として支え、(2)は、この作品の構造(世界観)を支える、と思う。 この映画に「楳図作品」という刻印を捺しているの…
(昨日からのつづき) ●只石さんの作品の何がそんなに良いのだろうか。 http://d.hatena.ne.jp/furuyatoshihiro/edit?date=20140607 まず、映っている場所の天気がとても良い。そして、映っている河原の空間がとても気持ちよい。つまり、作品というより「映っ…
●吉祥寺の古本屋「百年」で、只石博紀さん(『季節の記憶(仮)』夏篇)とトヨダヒトシさん(『An Elephant’s Tail ―ゾウノシッポ』)の作品上映があり、その後、お二人とトークするイベントがあった。 (あと、十月に「百年」でぼくの作品の展示をすることになりま…
(昨日からのつづき) ●4 episodes(atelier nishikata)には複数の動機がある。 (1)元々は、基本的に平屋である(通りに面するピロティの上の二階部屋と斜面側の地下倉庫がある)、築40年の木造住宅であった。そして、まず、(2)地下倉庫をアトリエなどに使えるよ…
●普段、あまり人と会わない生活をしているのだけど、今月は割と頻繁に人と会っていて、特に今週は一日おきくらいに人と会っているのでちょっと目が回る感じだ。 (一日おきに人と会うくらいで目が回るというのは、普段どれだけ引きこもっているのか、という話…
●メモ。下にリンクする文章に書いてあることはすごく重要だと思った。船沢虫雄「聴かない訓練」。 http://mushiofunazawa.com/text/kikanai.html 《ヴァイオリンという楽器を思い描いていただくと判りますが、まず、フレットがない。 そして、音がやや小さい…
●荒川修作と小林康夫の対談本(『幽霊の真理』)を読んでいた。 90年代はじめ頃からずっと、アラカワには常に関心を持ち影響を受けつづけてきたのだけど(作品からというより、主にその発言からということになるが)、それでも、半分は分かるけど半分は分からな…
(昨日のつづき) ●House SAは素晴らしかった。この空間に関して、まずぱっと三つくらいの要素を考えることができる。 (1)いくつかの異なる場面がつくられている。そして、(2)その異なる場面が、家全体が緩やか螺旋状のスロープになっているような構造によって…
●『建築と日常』の長島さんのお誘いで、坂本一成設計による新作の住宅「Hut AO」の見学会に参加させていただいた。そして、運よく、その住宅の近所にある建築家の自邸「House SA」にもお邪魔させていただくことができた。「House SA」は、以前「坂本一成住宅…
●『20世紀末・日本の美術』刊行記念イベント(メグミオギタギャラリー)に行ってきた。この本の第一印象は「雑誌っぽい」という感じで、雑誌の気合いの入った特集がそのまま書籍化したみたいにみえる。本の元になったシンポジウムは聞きに行っているのだけど、…
●深夜アニメ。「長門有希ちゃんの消失」の三話目。一、二話はかなりきつかった。 http://d.hatena.ne.jp/furuyatoshihiro/20150407 長門もキョンも、まったく長門やキョンに見えなくて、ちらっと出てきたハルヒは、さらにそれ以上にハルヒに見えないビジュア…
●「わたし」を、わたし自身に「つまらない奴」だと思いこませようとする様々な力をいかにスルーするのか。そのような力に巻き込まれ、囚われて、「わたし」は「つまらない奴」だと思い込んでしまった人々が、様々な別の「わたし」たちに対して、「つまらない…
●尾道は観光地だけど、団体客がほとんどいないということに(修学旅行の団体を見て)気付いた。一人から、二、三人くらいのグループの人たちが歩きまわっている場合が多いように感じた。 それはきっと、大きな資本が入ってないことや、行政の介入が最小限で、…
●まだ何も決まっていない状態だし、個人情報でもあるので具体的なことは何も書けないのだけど、空き家再生プロジェクト関連でものすごい物件を見せてもらって興奮する。 ●宿泊したゲストハウス、「あなごのねどこ」。 ●細長い空間がどこまでも奥に向かってつ…
●朝の六時まで飲んでいたので、午後から始動。 ●萌えキャラ化する林芙美子at尾道。
●品川で友人夫婦と落ち合って、幹線線で福山まで行って、山陽本線で尾道へ。新幹線のなかで『インターステラ―』の話をした(友人は、物理が専門ではないが理系の人)。以下、ネタバレあり。 ●10日の日記に書いた疑問(博士の研究している重力理論と、ブラックホ…
●明日から再び尾道に行き、15日に帰ってくる予定です。その間、更新はお休みします。メールもおそらくみられません。 目的は、一つは、展覧会の撤収で、もう一つは、尾道への移住を検討している友人(東京在住)に、向こうに住む友人を紹介して、実際の向こう…
●『インターステラー』を、ブルーレイで観た。一回観ただけでは、見落したり分からなかった細部などもいろいろあるとは思うけど、まず初見の印象としては、ジャパニメーションとジャパニーズ・ホラー(というか、具体的に清水崇)が語ってきた物語を、宇宙論や…
●お知らせ。明日、4月10日付け東京新聞の夕刊に、三菱一号館美術館の「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」の美術評が掲載されます。実は、休館前のブリヂストン美術館「ベスト・オブ・ベスト」展について書こうと考えていたのですが、いろいろ回った帰…
●からだが久しぶりに寒さを思い出した。ちょっと前まで冬だったのに、すっかりもう冬のことなど忘れていたのだということを、寒さによって認識した。 ●お知らせ。吉祥寺の「百年」で25日に行われる、只石博紀さん、トヨダヒトシさんとのイベントの予約受付が…
●深夜アニメ。『ユリ熊嵐』が終わった後の燃え尽きた感のなかでも、ちょこちょこ観てはいる。今のところ、ちょっと期待できそうな感じなのは『レーカン!』くらいだろうか。 作品としてはほぼ期待できない感じなのだが、別の意味でちょっと気になるのが『長門…
●多くの場合、世界の風通しをよくするのはツッコミではなくボケであり、正しいことを言う人ではなく不用意なことを言う人だ、と思う。勿論、ツッコミを入れる人もいなくては困るというのもその通りなのだけど。 誰かが不用意なこと(ボケ)を言ってくれるから…
●「honto」で、ピエール・レヴィの『ポストメディア人類学に向けて』を注文したら、夜中に注文して、翌朝の九時くらいに出荷しましたとメールがあり、その日の夜の八時前に届いた。すごいなと思うと同時に、別にそんなに早く届けることもないのではないかと…
●三月に撮った写真、その三。
●三月に撮った写真、その二。
●三月に撮った写真。その一。
●『ユリ熊嵐』、最終話。おそらく、この作品を駆動させている根本的な欲動は、殺しても殺しても何度でも蘇ってくる(まさにゾンビのような)不気味なるるの弟(みるん)に最も直接的に現れている。それは、システムの側からみれば、透明さを維持するためにいくら…