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●「わたし」を、わたし自身に「つまらない奴」だと思いこませようとする様々な力をいかにスルーするのか。そのような力に巻き込まれ、囚われて、「わたし」は「つまらない奴」だと思い込んでしまった人々が、様々な別の「わたし」たちに対して、「つまらない奴」だと思い込ませようとする力(圧力)として作用する。そういう力が強まれば強まるほど多くの人が疲弊する。
(だから、「わたし」を「つまらない奴」だと思い込まないこと、ただそれだけで、幾分かの社会的貢献となるはず。)
「わたし」を、わたし自身に「つまらない奴」だと思い込ませようとする力に囚われないために重要なのは、自信でもプライドでも業績でもなく(それらはどちらかというと「つまらない奴」だと思い込んでしまった人の言いわけとして有効だと言える)、「わたしの外にある面白いもの」であるはずだ。「面白いもの」に夢中になっていれば、自分のことを「つまらない奴」だと思い悩む余裕はなくなるのではないか。
(しかしそのためには、何かしらの「面白いもの」が周囲にある環境が必要となる。「面白いもの」が周りに何もない世界も確かに存在する。)